auひかりはKDDIが提供するインターネット光回線サービス。au独自の光回線を利用していることやauの携帯電話とのセット割引があることに魅力を感じ、auひかりとの契約を検討しているものの、評判が気になる人も多いのではないでしょうか。

今回はauひかりの料金プランやメリット・デメリット、回線速度やプロバイダを他社の光回線と比較して解説します。

auひかりとは:auひかりの利用がおすすめの人は?

まずはauひかりの料金プラン概要と、auひかりの利用がおすすめの人について解説します。

auひかりの料金:戸建てプラン

auひかりの戸建て向けプラン「auひかりホーム」の概要を表にまとめました。

auひかりの評判は悪い?メリット・デメリットや速度、プロバイダや他社光回線比較
※税込
auひかりの料金は「最大速度」「利用年数」「契約期間」の3つの項目によって変わってきます。たとえば月額料金が最もお得になる3年更新の「ずっとギガ得プラン」をネットのみ利用する場合、上記のような月額料金になり、3年目以降は特に料金が安くなります。なお利用期間が3
年未満の予定で、2年更新の「ギガ得プラン」を選ぶと月額料金は5,720円。ソフトバンク光やドコモ光の2年更新プランと月額料金が同額になり、料金面単体では積極的にauひかりの戸建てプランを利用する理由があまりありません(画像=『オトナライフ』より 引用)

auひかりの料金:マンションタイプ

auひかりのマンション向けプラン「auひかり マンション」の概要を表にまとめました。

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※税込
「auひかり マンション」は、auひかりの設備が導入済の集合住宅に住んでいる人を対象としたサービスです。マンションのタイプには配線方式の違いなどによって様々なタイプがあり、マンション内の契約戸数などにより利用料金が異なります。代表的な「auひかり マンション タイプV」の場合、ネット利用のみで16契約以上が月額4,180円、8契約以上が4,510円と、マンション内の契約数が多いほど利用料金が下がります(画像=『オトナライフ』より 引用)

auひかりはプロバイダ契約不要?

auひかりは「インターネット回線契約」に該当するものです。実際にインターネットに接続するには「インターネットプロバイダ」との契約も必要です。

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auひかりはネット利用料にプロバイダ利用料が含まれているため、回線とプロバイダにそれぞれ別に利用料を支払う必要はありません。しかし、契約時にプロバイダを選ぶ必要があります。auひかりのプロバイダ(1ギガ)は、auが提供するau one netや、@nifty、BIGLOBE、So-net、@T COM、DTI、ASAHIネットといったサービスの中から選択可能です。(ロゴは各社公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

プロバイダ独自に割引キャンペーンなどを実施することはありますが、一方でどのプロバイダを選んだとしても通信速度そのものは変わりません。プロバイダの比較については後半でより詳しく解説します。

auひかりの評判は悪い?良い?項目ごとにまとめ

auひかりの加入を検討しているなら気になるのは、auひかりの評判。実際のauひかりの評判を項目ごとにまとめて解説します。

auひかりの評判:コストパフォーマンス

auひかりの料金は、総じてコストパフォーマンスはおおむね良好と言えるでしょう。プランや契約期間によって多少異なりますが、ソフトバンク光やドコモ光より安く、NURO光よりは高い価格帯に位置します。特にauスマホのユーザーからのコストパフォーマンスや料金面での評価は高い傾向にあります。

一例として、戸建てプランで「ネット利用のみ」かつ「1Gbps」のプランで、他社と比較しました。なお、戸建てでauひかりを使う場合は3年単位の契約が最もお得になるため、3年間の月額料金の合計額で比較します。

auひかりの評判は悪い?メリット・デメリットや速度、プロバイダや他社光回線比較
※税込
戸建てプランの3年間の合計料金を代表的な光回線サービスで比較すると、auひかりの料金はソフトバンク光やドコモ光より安く、NURO光よりは高くなります。なおNURO光のサービスは2ギガプランからの提供となっているため、2ギガプランで比較しました(画像=『オトナライフ』より 引用)
auひかりの評判は悪い?メリット・デメリットや速度、プロバイダや他社光回線比較
月額料金の安さに加え、au PAYゴールドカードを所有していると、auひかりやau携帯電話の利用料金の最大11%をPontaポイントで還元と、還元率も高くなります。auユーザーにとってはお得な光回線です(画像=『オトナライフ』より 引用)

(画像引用元:au PAYカード公式サイト)

参考元:au PAYカード公式サイト

auひかりの評判:通信速度

auひかりの通信速度はベストエフォート型サービスなので、毎回安定して一定の速度が保証されているわけではありません。とはいえ、実際のユーザーの通信速度の平均値では、速度面での大きな問題は無いと言えます。ベストエフォート型サービスの中では安定した回線の1つでしょう。

auひかりと他社回線の平均速度を比較した表は以下の通りです。

auひかりの評判は悪い?メリット・デメリットや速度、プロバイダや他社光回線比較
auひかりはNTTの光回線を借用する光コラボサービスではなく、独自の光回線を利用しており、大手光回線サービスの中でも平均速度が上位にランクインしています(画像=『オトナライフ』より 引用)

参考元:みんなのネット回線速度 2023年7月15日付の平均速度より
・auひかり ・ソフトバンク光 ・ドコモ光 ・NURO光

auひかりの評判:サポート体制

auひかりには様々なサポートが用意されています。

たとえば、auひかり ホームの契約の際には「おまかせアドバイザー」というサポートを受けることができ、訪問の上、auひかりの導入コンサルティングや悩み相談が可能。満足度は97.9%と高水準です(※auひかりが2019年10月〜2020年3月実施のお客さまアンケートより)。

参考元:auひかり サポートサービス:おまかせアドバイザー

また、「auひかり マンション お得プランA」の契約者、もしくは月額440円のオプションを契約している場合に利用可能な「おうちトラブルサポート」では、光回線に限らず、たとえば「トイレが詰まってしまった」「鍵を紛失した」といった日常生活の緊急トラブルにも一次対応を行ってもらうことが可能です。

参考元:auひかり おうちトラブルサポート

auひかりの評判:解約

auひかりの解約については、実際に利用しているユーザーから不満の声があります。大きな理由は、解約時の高額な契約解除料と、設備の撤去工事にも費用が発生するケースがあるためです。

契約解除料は必ず発生するわけではありませんが、ケースによっては数千円~1万円以上発生する場合があります。撤去工事も必要な場合はより高額になることも。解約理由がたとえば引っ越しの場合、引っ越し費用に加えて解除料が発生し、出費が増えてしまうのは大きなデメリットでしょう。

契約解除料は以下の通りです。

プラン名 契約期間 更新単位 2022年6月30日までの新規申込み解約料(税込) 2022年7月1日以降の新規申込み解約料(税込) 契約解除料の免除期間 その他
ずっとギガ得プラン 3年単位(自動更新) 3年 16,500円 4,730円 契約満了月の当月、翌月、翌々月 引越し時の解約は解除料が発生しない(引越し先で継続利用の場合)
ギガ得プラン 2年単位(自動更新) 2年 10,450円 4,460円 契約満了月の当月、翌月、翌々月 引越し時の解約は解除料が発生しない(引越し先で継続利用の場合)
標準プラン 無し 発生しない 発生しない 契約期間の縛りがないので解約料は発生しない
お得プラン(マンション) 2年単位(自動更新) 2年 10,450円 2,730円 契約満了月の当月、翌月、翌々月
お得プランA(マンション) 2年単位(自動更新) 2年 7,700円 2,290円 契約満了月の当月、翌月、翌々月
標準プラン(マンション) 無し 解約料は発生しない(一部プロバイダは6カ月の最低利用期間あり)

まとめると、以下の場合は契約解除料がかかりません。

・更新期間中に解約または料金プランの変更をした場合、契約解除料はかかりません。
・引っ越しによりプランが途中解約となる場合で、引っ越し先でauひかりを継続して利用する場合は契約解除料はかかりません。