目次
3. その3.夕日の丘商店街の住人に話しかけてみよう!
4. その4.SNS映えする昭和レトロなフォトスポットはここ!
3. その3.夕日の丘商店街の住人に話しかけてみよう!
西武園ゆうえんちは大きく4つ、「夕日の丘商店街」エリア、「レッツゴー!レオランド」エリア、「夕陽館」エリア、アトラクションエリアに分かれています。
入口すぐに広がるのが、約150mのアーケード型商店街「夕日の丘商店街」です。昭和30年代(1960年代)をイメージした昭和の街並みは、細部まで作り込まれていて、まるで映画のセットの中に紛れ込んでしまったよう。
また、アーケード型なので、雨の日でも傘をささずに快適に楽しめるのも魅力です。
そして、この商店街には「住人」がいます。八百屋、魚屋、米屋に金物屋......個性豊かな住人が繰り広げるパフォーマンスが、商店街の活気を生み出しています。彼らとおしゃべりをするなどふれあいが楽しめることもこの商店街の魅力のひとつ。住人は積極的にコミュニケーションしてくれるので、恥ずかしがらずに話しかけてみましょう!
「お姉さん、おひとり? よかったらおうたのお稽古を聴いていってね」と話しかけてくれたのは、商店街のマドンナで「喫茶ビクトリヤ」の看板娘、七色薫(かおる)さん。ピンクのワンピースの薫さんと黄色いワンピースの七色渚(なぎさ)さんは、商店街のアイドルです。歌とダンスが得意な美人姉妹は、時折、レコード店の前で「おうたのお稽古」をしています。2人のハーモニーは必聴です!
金物屋の店先では、店主の倉井健二さんが鍋の修理をしていたと思ったら......観客も巻き込み、鍋やフライパンを叩いて見事なドラム演奏が始まりました。商店街ではこんな風に、いつも何かしら住人たちがパフォーマンスを披露してくれるので、1日いても飽きない魅力があります。
そして、こちらも突如始まる、商店街の会長で人情に厚い魚屋の魚海勝男と、ひょうひょうとしたキャラクターの八百屋のヤオハチとの軽妙なかけ合いも見ものです。仲がいいのか悪いのか、息ピッタリの小競り合いを繰り広げながら、圧巻のジャグリング対決に発展していきます。
八百屋のヤオハチは、立板に水のごとき口上でバナナの叩き売りもします。生で聞くバナナの叩き売り、こちらも聞きごたえありなのでぜひどうぞ!
4. その4.SNS映えする昭和レトロなフォトスポットはここ!
昭和レトロな情緒あふれる夕日の丘商店街には、絶好のフォトスポットがたくさんあります!
取材当日も、レトロなファッションに身を包み、記念写真を撮りまくる女性グループやカップルの姿をはじめ、カメラを片手に通い詰めているリピーターたちの姿が多く見られました。
まずおすすめしたいのが、タバコ屋。店先の赤電話、2階の軒先に靴下が干してあるなど、細かな作り込みにより、世界観のある写真が撮れる人気スポットです。昔、タバコはタバコ屋に買いに行くもので、窓のところに座っているお話好きの「タバコ屋のおばちゃん」が井戸端会議に興じる姿をよく見かけたものです。懐かしい。
商店街の入口にある新聞屋「亀山新聞舗」も、オート三輪が停めてあり、絵になると人気のスポットです。ちなみにこちらの店頭では、園内の詳しい観光案内が載った「夕日の丘新聞」が無料でもらえるのでぜひどうぞ。
入口にある交番は、駐在さんと一緒に撮ったり、中に入って椅子に座って撮影したりすることもできます。机の上の黒電話(懐かしい!)を持ってポーズを取っている人もいました。
理容室や豆腐屋、電気屋など、夕日の丘商店街には30店舗ものお店が並んでいます。レトロな店構えだけでなく、貼ってあるポスターに至るまで再現度が素晴らしい! 実際に買い物ができるなど、営業しているお店もたくさんあります。昭和を知らない若い世代や子どもたちにはかえって新鮮に映るようでした。