5ナンバーで購入できる車種

以前はミドルクラス5ナンバーサイズの車が各メーカーに必要不可欠なラインナップでした。しかし現在の5ナンバー車は、ごく一般的なコンパクトカーや一部のグレードに限られます。現在でも新車購入できる5ナンバー車の代表を紹介します。

トヨタ ヤリス

3ナンバーと5ナンバーの違いは?税金や現行車種・メリット・デメリットを紹介
(画像=『MOBY』より 引用)

トヨタのベーシックカーであるヤリスは、コンパクトカーの代表ともいえる車種であり、ボディサイズは全長3,940×全幅1,695×全高1,500mmと日常的な扱いやすさを重視した5ナンバーサイズに収められています。

ただしヤリスの派生SUVモデルであるヤリスクロスは室内寸法が同じであるものの、ボディサイズは全長4,185×全幅1,765×全高1,580mmに拡大された3ナンバー車です。1.6Lターボエンジンを搭載したスポーツモデルとなるGRヤリスにいたっては全幅が1,805mmまで拡大されています。

日産 セレナ

3ナンバーと5ナンバーの違いは?税金や現行車種・メリット・デメリットを紹介
(画像=『MOBY』より 引用)

2022年12月にフルモデルチェンジが行われた6代目セレナは、ライバルとなるトヨタ ノア/ヴォクシーやホンダ ステップワゴンなどのミドルクラスミニバンが3ナンバー化されるなか、唯一5ナンバーを維持しています。

ただし、専用のエアロパーツを装備したハイウェイスターは以前のモデルから3ナンバー。6代目セレナから追加された最上級グレードのLUXION(ルキシオン)も3ナンバーです。

トヨタ カローラアクシオ

3ナンバーと5ナンバーの違いは?税金や現行車種・メリット・デメリットを紹介
(画像=『MOBY』より 引用)

2012年5月に登場したカローラアクシオが、2023年現在唯一、新車で購入できるの5ナンバーセダンです。2019年には3ナンバー化した新型カローラセダンが登場しましたが、現在でも5ナンバーのカローラアクシオが併売されています。

カローラアクシオのボディサイズは全長4,400mm×全幅1,695mm×全高1,460mm。グレードラインナップの整理などが行われているものの、特別な交通事情や駐車場事情があるユーザーの受け皿として、安全装備の改良などがしっかりと実施されています。

3ナンバーと5ナンバーで税金は異なる?

3ナンバーと5ナンバーの違いは?税金や現行車種・メリット・デメリットを紹介
©︎Kumi/stock.adobe.com(画像=『MOBY』より 引用)

3ナンバーと5ナンバーの区分による税金額に違いはありません。ただし、3ナンバーはボディが大きく、エンジン排気量も大きいため間接的に影響することはあります。

排気量2,001ccを超える車はもれなく3ナンバーとなり、おおむね4万円以上の自動車税額が課せられます。しかし、ボディサイズが規定を超えた3ナンバー車の自動車税は、あくまでその車の排気量区分に準じた税額です。

ボディサイズが大きくなるほど重量も増えるため、3ナンバーは5ナンバーよりも自動車重量税が高くなる傾向にはあるものの、あくまで車種ごとの装備などを含めた重量で計算されます。

3ナンバー車は、5ナンバー車と比較して税金や維持費が高くなりがちではありますが、3ナンバーと5ナンバーの区分が税金や維持費に直接影響することはありません。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

【関連記事】
【新車情報カレンダー 2021~2022年】新型車デビュー・フルモデルチェンジ予想&リーク&スクープ
運転免許証で学科試験の点数がバレる?意外と知らない免許証の見方
今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法
SNSで話題になった”渋滞吸収車”とは?迷惑運転かと思いきや「上級者だ」と絶賛
トヨタ 次期型ノア&ヴォクシーに関する最新リーク情報すべて