リスト化されていない出産写真集
――しかし、妊婦・出産写真集というのは、思いのほか数がありますね。藤井さんはなぜこれらの写真集を集め始めたんですか?
藤井:単純に珍しいのと、出産が一種の「タブー」という扱いを受けているからです。そのためか、例えば第1回で紹介した「死後写真」はある程度、すでに写真集がリスト化されているのですが、出産写真集はまだしっかりとはまとめられていない領域なんです。
――確かに、書店ではもちろんのこと、インターネットでも確かにそういうリストは見たことがないですね。
藤井:そもそも、出産の写真集を見たいお客さんというのは、出産を控えた妊婦さんが多い。他方で、出産には関係のない、ほかの世代のお客さんにこれらの写真集を紹介しても、とても評判がいいんですね。読んでみて「へぇー」という反応を示す方が多い。繰り返しになりますが、出産の現場を間近で見たことのある人はそれほどいませんからね。
――赤ちゃんが出てくる女性器と正面から対峙することは、ほとんどの人が経験ないですからね。それはそうと、妊婦さんがゲンシシャに来られるのも意外ですが(笑)。
書肆ゲンシシャ 大分県別府市にある、古書店・出版社・カルチャーセンター。「驚異の陳列室」を標榜しており、店内には珍しい写真集や画集などが数多くコレクションされている。1000円払えばジュースか紅茶を1杯飲みながら、1時間滞在してそれらを閲覧できる。
所在地:大分県別府市青山町7-58 青山ビル1F/電話:0977-85-7515
文=伊藤綾
提供元・TOCANA
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