仮免許とは

仮運転免許は、運転免許の一つです。道交法は、運転の練習をする場合や技能試験で運転する場合に、取得する免許の種類別に仮免許を取得する必要があるとしています。
道路交通法は以下のように規定されています。
道路交通法第87条
- 大型自動車、中型自動車、準中型自動車又は普通自動車を当該自動車を運転することができる第一種免許又は第二種免許を受けないで練習のため又は第九十七条第一項第二号に掲げる事項について行う運転免許試験若しくは第九十九条第一項に規定する指定自動車教習所における自動車の運転に関する技能についての技能検定(次項において「試験等」という。)において運転しようとする者は、その運転しようとする自動車が大型自動車であるときは大型仮免許を、中型自動車であるときは中型仮免許を、準中型自動車であるときは準中型仮免許を、普通自動車であるときは普通仮免許を受けなければならない。
仮免許の主な取得方法は2パターンです。それぞれの特徴やメリットを次章で解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
参考:道路交通法 | e-Gov法令検索
仮免許の取得方法

仮運転免許は、運転免許を取得するために必ず必要になる免許です。
警察庁の運転免許統計によると、令和4年の普通自動車運転免許試験合格者のうち、指定自動車教習所卒業者が占める割合は98.6%となっています。
本章では、仮免許の取得方法として以下の2つの方法を解説します。
- 指定自動車教習所で修了検定・学科試験・適性試験に合格する
- 運転免許試験場で仮免許試験に合格する
参考:運転免許統計|警察庁
1.指定自動車教習所で修了検定・学科試験・適性試験に合格する
仮免許の取得方法1つ目は、指定自動車教習所に通い、修了検定(技能試験)・学科試験・適性試験に合格する方法です。
第一段階として学科、技能の教習を受け、受検資格を満たしていれば試験を受けられます。すべての試験に合格すれば仮運転免許証を交付してもらえます。
普通自動二輪の運転免許を持っている場合、学科試験は免除です。
指定自動車教習所で仮免許を取得する際のメリットは以下の通りです。
- 公道で路上教習を受けられるようになる
- 本免許取得の際の技能試験が免除になる
- 運転の基礎をしっかり身に着けられる
2.運転免許試験場で仮免許試験に合格する
2つ目は「一発試験」と言われており、運転免許試験場で直接技能試験と学科試験を受けて仮免許を取得する方法です。
自動車学校に通わずに、運転免許試験場で試験を受けるメリットは以下の通りです。
- 費用が安く済む
- 短い時間で取得できる
- 自分のペースで勉強できる
一発試験だと自分で勉強や運転の練習をする必要があり、初心者向きであるとは言えません。しかし、2021年には一発試験で免許を取得した芸能人がいます。
自動車学校に通わずに運転免許を取得したのはモデルの藤田ニコルさん。仕事と両立しながら勉強し、9ヵ月かけて免許を取得したそうです。
藤田さんは取得後、SNSで以下のように報告しています。