夏と言えば祭りの季節。全国的にコロナ禍が落ち着きを見せつつあるため、今年は久しぶりの開催となるパターンもきっと多いことでしょう。

 筆者の住む鹿児島にも、伝統的に開催されている夏祭りがあります。それが今回ご紹介する「六月灯」。地元民の間では「ロッガッドー」の訛った名称で親しまれています。

 六月灯は、鹿児島県内各地の神社や寺院にて開かれるお祭りで、その規模もさまざま。元々は島津家が先祖供養のために灯篭をともしたのが始まり(※諸説あり)と言われており、それに倣って今も開催時には地域の方や子どもたちによる手作りの和紙灯篭が飾り付けられます。

7月開催なのに「六月灯」?鹿児島の夏の風物詩「ロッガッドー」とは
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)
7月開催なのに「六月灯」?鹿児島の夏の風物詩「ロッガッドー」とは
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 六月灯という名前ですが、開催されるのは7月に入ってから。これは旧暦と新暦で1か月のずれがあることに由来しています。ちなみに鹿児島では七夕も旧暦の7月に準拠しているため、8月7日開催の地域も多いのです。

7月開催なのに「六月灯」?鹿児島の夏の風物詩「ロッガッドー」とは
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 筆者が訪れたのは、県内最大級規模とも言われる「照国(てるくに)神社」の六月灯。例年2日間の開催で10万人ほどの人出があるとも言われ、特に今年は4年ぶりの制限なし開催となったため、多くの人でにぎわっていました。

7月開催なのに「六月灯」?鹿児島の夏の風物詩「ロッガッドー」とは
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)
7月開催なのに「六月灯」?鹿児島の夏の風物詩「ロッガッドー」とは
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 日が落ちてくると、灯篭の淡い光が辺りを優しく照らします。寺社内にズラッと並んだ灯篭の光を眺めると、「今年も夏が来たなぁ……」としみじみ思うもの。同行した子どもたちは、出店で買った食べ物やおもちゃに夢中でしたが……。

 六月灯は7月いっぱい、県内各地で開催されています。場所によっては平日に開催されることも。期間中に来鹿の予定がある方は、地域のロッガッドーを訪れてみてはいかがでしょうか。

(山口弘剛)

提供元・おたくま経済新聞

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