オモリに関して
オモリの種類は豊富だ。大きく分類すると、ムクと有浮力の2種類だ。フロートタイプは近くのキスを釣るときやポイントを探すときに役立つ。浮力があるので、海底を引きずるときの抵抗が小さくなり、海底の形状を調べるときにも有効だ。
しかし空気抵抗は大きくなるため、ここ一番の遠投には適さない。固定テンビンはムクのオモリで作られており、同じ号数でも体積が小さくなると同時に空気抵抗も小さくなり、結果として飛距離アップにつながる。また、最近はチタン合金を使用したオモリもある。比重が大きいので、普通の鉛よりも小さく、空気抵抗が小さくなり飛距離を伸ばすことができる。高価だが、隠しアイテムとして1本は準備しておきたい。
仕掛けについて
少しでも飛距離を伸ばしたい場合、仕掛けの長さが影響してくる。仕掛け自体は細いので、抵抗は少ないように思われがちだが、長距離を飛ぶ間にテンビンを含めた仕掛け全体が揺れてしまい、飛距離低下につながってしまう。

少しでも距離を伸ばすためには、ハリ数を減らして仕掛け全体の長さを短くし、空気抵抗と仕掛け全体のバランスを良くすることが大事だ。砂ズリを外し、仕掛けをテンビンに直結しハリ数を少なくして空気抵抗とバランスを良くすることで、飛距離を1mでも伸ばすことが可能となる。
今回は少しでも飛距離を伸ばす方法について執筆させていただいた。年齢とともに体力が低下してくるので、体力だけに頼っても限界がきてしまう。飛距離を伸ばす秘けつの1つは、フォームをしっかり身に付けることだ。運動を兼ねるつもりで、チャレンジしてみてみるのもいいと思う。

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<週刊つりニュース中部版 横山准司/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年7月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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