近年、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用したマーケティング手法が、Webマーケティングの中でも重要視されています。SNSの拡散力を利用し、企業が提供するサービスや商品などの認知度向上、販売促進が期待できるのがメリットです。
しかし、ただSNSで情報を発信するだけでは期待する結果が得られない可能性があります。そこで、この記事ではSNSのポイントを、各SNSの特徴やメリット・デメリットまで詳しく解説します。ぜひ最後までご一読いただき、効果的なSNSマーケティングのポイントを掴んでください。

SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングとは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を使って行うマーケティング手法のことを意味します。
具体的には、InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSアカウントを企業が開設し、提供するサービスや商品の情報を発信する方法です。2019年の総務省の調査によれば、全世代の約7割がSNSを利用していると報告されています。

SNSマーケティングのメリット

多くの企業がSNSをマーケティングに活用していますが、そのメリットは一体どのようなものなのでしょうか。SNSマーケティングのメリットについて、いくつかご紹介します。

コストをかけずに広く拡散できる

SNSマーケティングの一番のメリットが、コストを抑えられるということです。基本的に、主要なSNSは無料でアカウントを作成できるので、マーケティングにかかる初期費用を抑えられます。

コストをかけずとも、SNSの利用者数が多いことから、ひとつのSNSマーケティング施策が多くの人の目に留まりやすくなります。さらに、SNS上で「バズる」と言われる現象が起こる時、つまり、大きな話題となることで、より広く拡散されていくことも期待できます。そのような観点からも、活用しない手はないでしょう。

顧客とコミュニケーションを取れる

SNS上では、企業と顧客の立ち位置がフラットな関係でいることができます。つまり、企業対消費者ではなく、個人間のコミュニケーションになり得るということです。顧客や、顧客となり得るターゲット層の個人ユーザーが、企業に対して親しみを感じ、好印象を抱きやすくなる点もメリットと言えるでしょう。

企業側にとっては、ユーザーのダイレクトな反応を把握しやすくなるということもメリットになります。提供する商品やサービスに対する反応を見ることで、より効果的なマーケティング方法やアプローチ方法が見えてくるはずです。また、顧客のニーズも掴みやすくなるでしょう。

ターゲットを絞らず幅広い層にリーチできる

聞や雑誌などの広告は、それらを購読している人のみが対象になり、必然的にターゲットが絞られてしまいます。一方、SNSは利用者数も多く、幅広い層が利用していることから、ターゲットを絞ることなくリーチできる可能性が高くなる点がメリットです。
ただし、自社が提供するサービスや商品については、ある程度ターゲット層のペルソナを設定しておくことも重要です。あくまで、SNSでは設定したターゲット層以外の層にアプローチできるチャンスがあり得るということを覚えておきましょう。