RACE 1

15周で争われたレース1では、スタートでポールポジションだった #4国立和玖 が飛び出し、#10富樫虎太郎、#15松山遥希が追う展開。この3台に少し離される形で、4番手以降が集団でこれを追いかける。
国立はレース序盤からペースを崩さず、後続を引き離すべくプッシュをしていく。一方トップを追いかけていた松山は徐々に富樫との2番手争いに変わっていく。
レース後半となった9周目、トップ3台に少し離されていた4番手争いを繰り広げていた#2土井陽希と#8知識隼和が2コーナーで接触し転倒。1コーナーからこのアクシデントが終わる2コーナーまで比較的長い距離でのイエローコーションはなかなか撤去されなかったこともあり、この筑波コース1000での一番の抜きどころを使えず、3番手を走行する富樫は何度も松山の前に何とか出ようと試みるも、出るに出られないままレースは終了。
国立は独走でチェッカーフラッグを受け今シーズン初優勝となった。

RACE 2

18周で争われたレース2だが、そのウォームアップラップのスタートで#3知識可穏が転倒。エアバッグも開いてしまったため、いったんピットへ戻る。その間にウォームアップラップを終え、各車がグリッドにつき、レースはスタート。このスタートでは、#11蘇勇太が動いてしまったため、ジャンプスタートという判断でライドスルーペナルティが出されたものの、レース中にこれを実行しなかったため、このレースは失格となってしまった。
レース自体は、レース1と同じく、スタートを決めた #4国立和玖がレースを引っ張る展開。これに続く #10富樫虎太郎、#15松山遥希 は早々に2番手争いにターゲットを定め、2台でひたすらやり合う展開となった。レース1で黄旗が出され、思うようにパスできなかった#10富樫にとってはそのうっぷんを晴らすとでもいうのだろうか、この2台の2番手争いは目まぐるしく順位が入れ替わる状態となった。それは2番手争いにとどまらず、その後方の4番手争いも #5今井勝也 と #7吉原寅之介 の2選手で常に順位が入れ替わる展開となった。
最終的には、#10富樫、#15松山 を従えて #04国立 が、この筑波ラウンドで2連勝を飾るパーフェクトウイン! 2位争いは #10富樫 が制し、#15松山 は悔しい3位。惜しくも表彰台を逃した4位には、7番手スタートの #7吉原寅之介、5位には #5今井勝也、以下 #14森山龍之介、#11蘇勇太 というオーダーで開幕戦順延の筑波戦は終了した。

