弁当店らしさがあふれる本家かまどや

セブンの『海苔弁当』はコスパ悪いのか…オリジン、ほっともっとと徹底比較
(画像=『Business Journal』より 引用)

 つづいては、屋号の前に「全国チェーン」と誇らしげに宣言する本家かまどやだ。

 こちらの『のり弁当』は360円。白身魚フライ、ちくわ揚げ、きんぴら、大根漬けといった定番おかずが並ぶ。ごはんの上には、海苔と鰹節に隠れて見えにくいが、昆布の佃煮も入っているのが素晴らしい。さらに揚げ物同士の間に緑のバランが挟んであるのも、弁当店の矜持を感じる。添付調味料はストレートな「ソース」で、これはこれで白身魚フライにピッタリだ。

 海苔にもこだわりがあるようで、色が濃く、厚め。白身魚フライは魚の風味が強く、ワイルドな味わい。ちくわは斜め切りの剣先タイプで大きめに見せている。磯辺ではないので風味はいまひとつだが、独特な食感のちくわとモフっとした衣は悪くない。容器込み重量は約360グラムだった。

満足感は十分、ほっともっと

セブンの『海苔弁当』はコスパ悪いのか…オリジン、ほっともっとと徹底比較
(画像=『Business Journal』より 引用)

 弁当チェーンで最大の店舗数を誇るほっともっと。地域によってメニュー、価格の変動はあるようだが、定番の『のり弁当』は全国的に380円で統一されている。

 こちらの特徴は、とにかくシンプルでボリューミー。ちくわ天の大きさは、今回比較したなかでも最大級。味も濃い目なので、このちくわだけでごはんを食べ進めることができる推進力がある。さらに、添付の「だし醤油」も肉厚の白身魚フライにかければ、ごはんが進む。ごはんには隠し味のように昆布の佃煮が仕込んであり、味と食感の変化を楽しめる。

 容器込み重量は、なんと約400グラム。成人男性でもおなかいっぱいになること確実で、コスパ十分といえるだろう。