著名芸術家である村上隆さんとウブロのコラボレーションにより、非常に美しく複雑なアートウォッチがこのたび完成しました。難病研究を支援する目的にて生み出された一本は、センタートゥールビヨンを擁した、誠にレアなる幸せの花。
アートとテクノロジーが融合したチャリティ･ピース
世界を股に掛け活躍する現代アーティストのひとりである村上 隆さん。実は2020年からウブロフレンズの仲間入りを果していることをご存知でしょうか。そしてそのウブロは今季、デュシェンヌ型筋ジストロフィーという困難な病の研究支援を意図したオークションに参加することが決定しています。そこで日本が誇るアーティストとタッグを組んで、特別なチャリティピースを作り上げたというからコレは見逃せません。
完成した世界に一本となるソレは、時計として精巧を極めており、そしてアートとしても非常にユニークで美しく、尚かつ意義深い背景を持った作品となっているのです。何より機械のポイントとして注目したいのが、ウブロ初のセンタートゥールビヨンを見事に成功させていること。村上さん自身の強いリクエストだったというセンタートゥールビヨンですが、これが非常に製作に困難を要するもの。というのも、繊細さを必要とするトゥールビヨンと時･分針の軸が中央に集中する構造は、かなり複雑にならざるを得ないから。しかしウブロはキャノンピニオンとアワーホイールを同軸構造にし、トゥールビヨンのサポートの周囲を回転させるレイアウトを選択。宙に浮くかのような作りである中央のフライングトゥールビヨンケージの真下を２本の針をとおしつつ、時･分を表示するスタイルにてキッチリ纏め上げているのです。
さらにユニークであるのが、この手巻きムーブメントには２つの香箱を組み込んでおり、なんと150時間（約２週間）ものロングパワーリザーブを保持しているところ。複雑を極めたハイコンプリケーションでありながら、しっかり実用的で長寿命というのが、なんともこのモデルの背景を感じさせるスペックだと言えるのです。また世界的アーティストのコラボウォッチということで、時計全体を成すデザインも見所であるのは言わずもがな。村上作品の代表モチーフである「お花」をかたどっており、非常に鮮やかでハッピーなルックスが特徴です。時計を囲む12枚の花弁ベゼルには444個ものジェムストーンをあしらうことで、腕に装着した際に、まさにパッと花が咲いたような印象を作りだせるのです。
ハイエンドな時計は、持つ人のステイタスを表すアイテムですが、この一本はソレだけではありません。「持つ者」の社会的責任をアートの領域にまで高めており、世界平和への願いを表すアイコンとして昇華しているのです。ぜひこの機会にラグジュアリーの「その上」を、手にしてみてはいかがでしょう。
「MP-15 タカシムラカミ トゥールビヨン オンリーウォッチ」
SPEC
ケース径：42㎜
ケース厚:13.4㎜
ケース素材：サファイヤクリスタル
ベセル：ステンレススチールに444個のカラージェムストーン
ムーブメント：HUB9015手巻き、振動数：21600／時
防水性：3気圧（30m防水）
ストラップ：タカシムラカミのお花モチーフ付きトランスペアレントラバー製
HUBLOT（ウブロ）
文 長谷川 剛
提供元・JPRIME
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