サビキ&一本釣りはシーズンは終盤へ
さてこのアジだが、前述の通り脂の乗りがすごいらしい。そんなアジならサビキや一本釣りで……と思って聞いてみると、もちろんサビキでも十分釣れているらしい。
ただし、今のアジは非常に場所とレンジにシビアだとか。サビキやウキ釣りだとレンジをしっかり探ることがなかなか難しく、また移動も手間がかかる。だが今回のようなジグヘッド+アオイソメというハイブリッドリグなら、レンジを刻むのも容易だし、移動も手軽にできる。
もちろんまきエサにアジが狂えば、サビキやウキ釣りの爆発力はすさまじいものがある。どちらを選ぶかはアングラー次第といったところか。ただしこのアジ、昨年はタチウオの接岸とともに姿を消したらしい。すでに四日市界隈でタチウオの目撃情報もあり、そろそろ終盤にさしかかっているのは間違いなさそうだ。
アナゴはまだまだこれから
一方これから盛期を迎えるのがアナゴ。この日は今ひとつだったが、車横付けのポイントでじっくり腰を据えて狙えば好釣果は十分望めそうだ。
そして季節外れのメバルの大発生。浅井さんもこの時期にこれほどのメバルがわくのは記憶にないようだが、アングラーにとってはうれしい現象でもある。ただし小型が中心なので。キープして食べたい人には物足りないかもしれない。
翌日リベンジ戦で11目へ
当日8目で終わった浅井さん。当然のように翌17日にリベンジ戦へ出撃したらしい。この日は渓流ザオにジグヘッド+アオイソメというスタイルで、取材当日不発だったグレとキビレ、カサゴをキャッチ。グレは手のひらサイズだが、30cm前後の良型の実績もある。
これで2日間、計6時間の実釣で11目釣りを達成。今回の取材で実感したのは、初夏のベイエリアの魚種の豊富さ。これから始まる魚、そろそろ終わる魚、おいしい魚といろいろだが、そこはお好みで。ぜひ仲間同士で、家族連れで楽しんでいただきたい。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>
霞ケ浦ふ頭