Xのアイコンを各所に配置。質感の高い装備類も魅力の一つだ

ヘッドライトはLEDを採用。デザインアイコンでもあるEWSN(東西南北)が入っているのも面白い。
KYB製アジャスタブル・サスペンションを装備。ラジエターカバーにもXが入っているこだわりよう。
水冷 4ストローク 並列2気筒 DOHC 4バルブ 500ccエンジン
前後ブレーキには、スーパーバイク選手権のファクトリーマシンなどに採用されている「J.JUAN」の前後ブレーキシステムを採用している。スペインのブレーキメーカーだが、その性能の高さにより着実に採用メーカーが増えている。
フロントタイヤは、PIRELLI 120/70 ZR 17
リヤタイヤは、PIRELLI 160/60 ZR 17
スイングアームはスチール製パイプだが剛性を高めた形状を採用している。
タックロール風のシートはレトロ感を演出しつつも座り心地はしなやかで良好。
メーターは丸型のシングルタイプ。各種表示が見やすく配置されている。ギヤを入れると表示が現れる。
テールランプはコンパクトなものを採用。スタイリッシュなリヤデザインに貢献している。
まるでカスタムパーツのような小振りなウインカーがオシャレだ。
タンクキャップはなんとステンレス製。CROSSFIRE 500の上質感を高めるこだわりのパーツだ。
ハンドルグリップにはブリクストンのロゴが入る。ブレーキとクラッチレバーはダイヤル調整機構付き。
ステップラバーにもしっかりとXのアイコンが刻まれている。

気負うことなく毎日乗れる1台。それがCROSSFIRE 500だ

今回、CROSSFIRE 500をじっくりと乗ってみてそのフレンドリーさに好感を持てた。突出した性能は持たないものの、それが逆に日頃乗るには扱いやすい。他にない個性的なデザインや装備は注目を集めるだけでなく、所有する満足感を与えてくれる。それに加えて取り回しに優れた車体は毎日乗ろうという気にさせてくれる。街乗りからツーリングまで思い立ったらすぐに出かけられる。そして自由を与えてくれるバイクがCROSSFIRE 500なのだ。

<CROSSFIRE 500 SPEC>
●車体サイズ(全長×全幅×全高):2117×757×1116㎜
●シート高:795mm
●エンジン:水冷 4ストローク 並列2気筒 DOHC 4バルブ
●最高出力:35kw(47.6HP)/8500rpm
●最大トルク:43Nm/6750rpm
●車両重量:190kg
●トランスミッション:6速リターン
●ブレーキ:前後ディスク(ABS)
●タイヤサイズ:F120/70ZR17、R160/60ZR17
●燃料タンク容量:13.5ℓ
●カラー:ビュレット・シルバー、バックステージブラック、ロイヤルブルー
●価格:1,100,000円(税込)