オフの日はサウナや揚げ物
ー現在チーム内で特に仲が良い選手は?
北島:仲が良いのは谷口(栄斗)選手ですね。1つ年上なんですけど、(東京Vに)来たときからよく話しかけてくれて。最近はオフの日も、一緒にサウナに行ったり買い物に行ったりしています。
ー北島選手は先輩に好まれやすいイメージですね。
北島:谷口選手にも「懐に入るの上手いね」と言われました(笑)。(インタビュー中に誰かに頭を撫でられていたが)実はさっきここ(カメラの裏)の見えないところに谷口選手がいました。ちょっと恥ずかしいですね(笑)。
ー練習後やオフの日の楽しみを教えてください。
北島:温泉とサウナは絶対行きます。あとは、なんか身体が重くなりそうだなって思って、オフの日にしか揚げ物を食べないと自分の中で決めていて。(揚げ物を食べるのは)週1の結構大きな楽しみの1つですね。オフには気にせずに食べたいものを食べます。とんかつを食べに行くのか、天ぷらを食べに行くのか、その日の気分で決めています。
ー初めて福岡から離れて、困ったことはありますか?
北島:困ったことは特にないです。なにか欲しいなと思ったら(東京には)絶対にありますし。福岡だと、このメーカーは東京や大阪にはあるけれど福岡にはない、みたいなことがありました。でも東京は、東京にないなら日本にないので。困ることがないのは、さすが東京だなと感じますね。
ー食生活は問題ありませんか?たとえば、九州と東京では醤油が違うと思います。
北島:ああ、そうですね。刺身定食とか頼んだときにあの九州の醤油がいいなとは思うんですけど、お店に持っていくわけにもいかないので(笑)醤油とか、豚骨ラーメンは恋しくなりますね。
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東京Vと福岡サポーターへ
ー最後に、東京Vと福岡、それぞれのサポーターにメッセージはありますか?
北島:まず東京のファン・サポーター。この前の試合(第21節群馬戦2-2)もそうでしたけど、勝てなくても本当に精一杯の応援で後押ししてくれます。選手全員にチャントを作ってくれています。ホームではその応援に応えられてない。みんな勝ちたくて必死にやってますけど、なかなか結果がついてこない。1試合でも早くホームの皆さんの前で勝てるように僕たちは毎日やっているので、厳しい時期、難しい時期も来ると思いますが、(シーズン)残り半分これまで通り応援してくれたら嬉しいです。
そして福岡のファン・サポーター。こうやってカテゴリが違うチームに来てても気にかけてくれます。そして結果が出たら喜んでくれているのをSNSなどで見るので、本当に応援してくれてるんだなと感じます。それが僕のモチベーションにもなっていて、より大きな結果を伝えることができたら1番いいと思っています。今はチームは違いますけどこれからも応援してくれると嬉しいです。
東京V、福岡、双方のサポーターから愛される北島。練習、食事、試合後まで、自信を持つに至ることを積み重ねてきたからこその「今」がある。サッカーのことを話す際のキリっとした表情と、オフについて話す際の満面の笑み。表情からも、充実が伝わってくるようだった。
均衡を保った試合のバランスを崩して突破する能力は、プロの中でも一部の選手しか持たないもの。ついに発揮した創造性で、シーズン後半戦、城福監督下東京Vのキーマンとなることを期待したい。