ハイリゲンブルート
ここからメインのルートに戻って、山を下っていきましょう。出口の料金所から少し行ったところに、山岳道路の終着点、「ハイリゲンブルート」という小さな町があります。歴史的巡礼地で教会は独特のたたずまいをしています。

(画像=<ハイリゲンブルートの教会>、『たびこふれ』より引用)
伝説によると、10世紀にこの地で雪崩に巻き込まれて行き倒れた男が発見されました。この男性は、コンスタンチノープルからデンマークへ「キリストの血」とされる聖遺物を持っていく途中の聖ブリッチウスだったとされています。村人はこの聖人の墓を作り、「血」を祀って教会を立て、「ハイリゲンブルート=聖なる血」と名付けました。血の歴史的正当性はともかく、現在でも教会の祭壇左側に収められ、多くの巡礼者が訪れる巡礼地となっています。
まとめ
オーストリア最高峰「グロースグロックナー」を臨む山岳道路、いかがだったでしょうか?ビジターセンターへ寄り道を含めると、1時間半から2時間ほどのドライブをご紹介しました。
百聞は一見に如かず。写真では表現できない、空気や光に包まれ、地球上にいるとは思えない絶景に囲まれながら、オーストリア最高峰の山を見に行ってみませんか?
文・写真・ひょろ/提供元・たびこふれ
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