任天堂株式会社は6月21日、動画番組「ニンテンドーダイレクト」を配信。その中で、かつてスーパーファミコン用ソフトとしてリリースした「スーパーマリオRPG」の3Dリメイク作品を発売することを発表しました。
スクウェア(現スクウェア・エニックス)との共同制作のため、権利関係でリメイクは難しいとみられていた本作。27年越しのリメイク決定に、ネットでは歓喜の声が上がっています。
■ マリオRPGシリーズの礎となった本作が待望のリメイク
本作はマリオシリーズ初のRPG作品として1996年に発売された意欲作で、従来のアクションゲームとしての面白さと、RPGならではのストーリー性で、今もなお多くのファンを持つ作品。後の「マリオ&ルイージRPG」や「ペーパーマリオRPG」といったマリオRPGシリーズの礎となりました。
ピーチ姫やクッパといった既存のキャラクターに加え、マロやジーノといったオリジナルキャラクターも本作の大きな魅力のひとつ。しかし、冒頭にもあるように権利関係の問題から、一部のおまけ要素的な扱いを除き、その姿を目にする機会はありませんでした。
今回公開された動画では、もちろんマロやジーノが操作可能なキャラクターとして躍動している姿はもちろん、ドンキーコングそっくりの「ドソキーユング」や、多くの初見プレイヤーにトラウマを植え付けた「ヤリドヴィッヒ」の姿も。下村陽子氏が手掛けたBGMも、本人によるアレンジとなっており、非常に期待が持てるリメイク作となりそうです。
■ ネットでは「あの隠しボスの扱いは?」「クーポンは付いてくるんですか?」の声も
番組の放送直後から、SNSでは同作のファンらが一斉に歓喜の声を上げ、瞬く間にトレンド入り。任天堂株式会社の当該ツイートには、8万件近い「いいね」に加え、1万件以上引用ツイートされるなど、同日に発表があった作品の中ではもっと大きい反響が寄せられています。
「うれしい!」「ずっと待っていました!」といった喜びの声が多くを占めていますが、中には同作の「隠しボスの扱いはどうなるのか?」といった声も。ネタバレになるため多くは語りませんが、たしかに3Dリメイクの中で「グラフィックがどう表現されるのか?」は気になるところ。こちらは実際にプレイをして確かめるしかなさそうです。
また「Switch本体の値引きクーポンの同梱」を期待する声も。これはオリジナル版の発売当時、ソフトに「スーパーファミコンが4000円安くなるクーポン」が同梱されていたことに由来するネタで、色々な意味で話題となった販促施策でした。
さすがにその再現の可能性は低いと思いますが……もしかすると、これをオマージュした何らかのアクションはあるかもしれませんね。今後の続報に期待して待ちましょう。
ニンテンドースイッチ専用ソフト「スーパーマリオRPG」は2023年11月17日発売予定。価格はパッケージ版が6578円(税込み)、ダウンロード版が6500円(税込み)となっています。
<参考>
任天堂株式会社公式Twitter(@Nintendo)
Nintendo 公式チャンネル「スーパーマリオRPG [Nintendo Direct 2023.6.21」
※掲載画像は任天堂株式会社公式Twitterアカウント、YouTube「Nintendo 公式チャンネル」画面のスクリーンショットです。
(山口弘剛)
提供元・おたくま経済新聞
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