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エコなだけじゃない優れたオガ炭の特徴
火おこし器を使って簡単火おこし
エコなだけじゃない優れたオガ炭の特徴
廃材利用なのでコストが安い
オガ炭のもっとも優れた特徴は何といっても材料コストが低いこと。本来捨てられるはずだった廃材を利用しているので、当然普通の木をそのまま使っている炭に比べて価格は安くなります。
さすがに天然物の備長炭に比べれば性能は落ちてしまいますが、キャンプやバーベキューなどで使う分には申し分ないので性能に対するコスパは最高と言えるでしょう。
通常の炭に比べて高い火力と燃焼時間
備長炭には劣る部分があるとは言いましたが、オガ炭は通常の木炭より高い火力と燃焼時間を持っているのも特徴です。一度火をつければ炭を追加しなくてもバーベキューを続けれる程度には燃え続けてくれます。
加えて備長炭と同じ遠赤外線効果ももっているので、食材を中からじっくりと火を通すことも可能です。劣るとはいえ、総合的にはかなり備長炭に近い感覚で使えるでしょう。
備長炭と比べて勝る部分も
オガ炭は一部備長炭に勝る部分も持っています。その一つが着火のしやすさ。備長炭は適当な方法で火をつけても着火しにくいことで知られていますが、オガ炭は備長炭よりも着火の難易度が低く、失敗しづらいのが特徴です。
加えてオガ灰はちくわのように真ん中に穴が開いているので比較的簡単に、折って大きさを変更できるのも特徴です。使い勝手の部分ではオガ炭は備長炭に勝っているとも言えます。
燃焼中に炭が爆ぜる事がない
オガ炭のもう一つの優れた特徴に、爆ぜることがほとんどないことがあります。炭や薪を燃やした時に、「パンッ」と派手な音と共に飛び散る火の付いた破片に驚かされたり、火傷をした人も多いのではないでしょうか。
オガ炭ならそういったアクシデントの心配が少ないので、火起こし初心者でも安心して使えるでしょう。
火おこし器を使って簡単火おこし
慣れないうちは炭で火をおこすのは難しい
オガ炭を始め、炭を燃やすのにはコツが要るので、理解しない内は炭の火起こしをしようとしてもなかなかうまくいきません。そんなときに役に立つのが、コールマンのチャコールスターターを始めとした火起こし器。火起こし器は火起こしに特化した道具で、これを正しく使うだけで誰でも簡単に炭の火起こしができるようになります。
火起こし器を使った火起こし:オガ炭の配置
ここからは火起こし器を使ったオガ炭の火起こしの仕方を解説していきます。まずは着火剤となるもの(新聞紙や市販の着火剤)を火起こし器の底の中央に設置してください。着火剤を置いたあとは、その上にオガ炭を火起こし器に詰めていくだけで完了です。
このとき注意して欲しいポイントは2つあります。1つ目は穴の開いている面が見えるようにオガ炭を縦に設置すること。2つ目はオガ炭を火起こし器いっぱいに入れすぎないこと。理由は後述しますが、この2つを守るようにしてください。
火起こし器を使った火起こし:火の付け方
オガ炭の配置が終わったら、火起こし器の下の方にある着火用の穴からガスバーナーやチャッカマンを使って火をつけます。実は、これだけで火起こし器を使ったオガ炭の火起こしは準備完了。このように簡単な方法なので、初心者でも失敗することは少ないでしょう。
あとはオガ炭に火が回ったら火起こし器から取り出して、焚き火台やBBQのグリルに移せば炭火を使えます。
火起こし器で簡単に火がつく理由
火起こし器を使うとどうしてこんなに簡単にオガ炭の火起こしができるのかというと、その秘密は「煙突効果」にあります。煙突効果とは、温められた空気が軽くなる現象を利用して、燃焼で温まった空気を上部の穴から排出し、下部の穴から外部の新鮮で冷たい空気を取り入続ける効果のことを言い、この構造によって効率的に炭を燃やすことができるのです。
オガ炭を縦に配置したり、詰め込みすぎないのもこの煙突効果を助けるために行います。