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L型へ普通に乗っていたのは今だと50代前半以上の世代?
湾岸ミッドナイトもいいけどチューニングパパも面白かった

L型へ普通に乗っていたのは今だと50代前半以上の世代?

「日産の名機」日産L型エンジンとは?仕組みや搭載車を紹介!
(画像=A型のA12を積んだイメージが強い2代目サニーだが、上級モデルのサニーエクセレントにはL14を積んでいた(画像はセダン1400DX),『MOBY』より 引用)

40代以前だと、旧車としてしか知らない人が多いかも

こんな感じで日産L型が名機というのは知っている筆者ですが、「普通にどノーマルで現役のL型を運転した事があるか」という、肝心の経験はありません。

何しろ免許取得が1993年、当時は「クルマなんて10年経てばいい加減くたびれるし、1年車検が面倒だからスクラップ行きだ!」、父親からのお下がりだった最初の愛車、1982年式マークIIグランデセダンすら「なんじゃその古い車は!」と、ネタになる時代でした。

L型末期のR30スカイラインもバン以外は1985年までしか作ってませんから、R31ならともかくR30はほとんど見かけず、L型のクルマなんて運転する機会はありません。

サニーエクセレントはもっとも安くL型を味わえた1台

かろうじて接点があるL型は幼少時代、オフクロが免許取って最初の愛車だった1972年式サニーエクセレントセダンが4気筒版1.4リッターのL14を積んでいたくらい。

そのサニーが案外走るのを面白がった父親が、時々家族でバーベキューに出かけた鬼怒川の河川敷でダートトライアルじみた走りをしたり、帰りの高速道路でガンガン回したりと、自分のクルマでないのをいい事に遊んでたのは覚えてます。

今年49歳の筆者でもそのレベルですから、現役ドノーマルのL型エンジン搭載車を普通に乗っいたのって、筆者のようにたまたま親のクルマをお下がりで愛車にしていた、あるいは免許取る前からよほどの旧車好き以外だと、50代前半以上の世代ではないでしょうか?

湾岸ミッドナイトもいいけどチューニングパパも面白かった

「日産の名機」日産L型エンジンとは?仕組みや搭載車を紹介!
(画像=あくまでイメージですが、「チューニングパパ」では昔の「メカチューンとターボチューンの決着」をつけるべく、こんな感じでLメカチューンZ vs LターボチューンZの熱いバトルがありました,『MOBY』より 引用)

定番は北見チューンの「悪魔のZ」が出る湾岸ミッドナイトですが

昔のチューンドLを題材にした漫画作品だと、一番の有名どころは「悪魔のZ」と呼ばれる主人公車、S30フェアレディZにL28改3.1リッターツインターボを積んでいた「湾岸ミッドナイト」でしょう。

実在するチューンドZをモチーフとした物語で日夜繰り広げられる公道バトルに興奮し、個性的なチューナーたちによるチューニング哲学が心に染みた読者も多いと思いますが、マイナー漫画でもL型をモチーフにした物語が面白い作品があります。

25年前の「チューニングパパ」でもL型は「今さら」なエンジンだった

クルマ漫画の盛り上がりから、珍しい「自動車漫画専門誌」として1997年に交通タイムス社から創刊されるも、わずか2年ほどの短命で終わった「オートコミックGT」誌で連載された「チューニングパパ」(宮本千代美)が、その隠れた名作。

この作品に登場する「パパ」が娘や周囲のクルマに関わる話ですが、もともとはチューニングカーを駆って公道でブイブイ言わせていたので過去の因縁に絡むエピソードもあり、中でも秀逸なのが、かつてのライバルに再戦を挑まれた「チューンドZ」対決です。

パパはメカチューンZ、ライバルはターボチューンZ(いずれも初代S30)という旧車好きには泣かせる対決で、パパはもちろんLメカ、ショップ経営者のライバルは部下から「今さらL型?RB積めば速いのに」という声を無視し、あえてL型にターボを組んできます。

この部下の声でもわかる通り、今から25年以上前ですら「日産L型なんてもうやり尽くされた古いエンジン」というのが一般的な評価でしたが、メカチューンもターボチューンも2020年代にまだ最新チューンが登場しているL型は、まさに「魔性のエンジン」ですね。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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