目次
「日本の太鼓橋」を渡って睡蓮の池へ...モネの絵の中に入る気分!
池の畔のバラのアーチ~モネになった気持ちでベンチへ
「日本の太鼓橋」を渡って睡蓮の池へ...モネの絵の中に入る気分!
「水の庭」に足を踏み入れると、すぐに目に飛び込んでくるのは、モネが数々の作品に描いた「日本の太鼓橋」。橋の上からは光を反射する池と、水面を彩る睡蓮の花があちこちに見えています。「今、モネの絵の中を歩いている...!」という感動が沸き上がること請け合いです。
モネの描く光と色彩をそのまま味わえる池は、睡蓮の葉と水の面積の割合も、大切に考えて手入れされているそうです。にごりの無い水の管理にも力を尽くしているとのこと。岸辺のあちこちから、水に映りこむ景色もじっくり楽しみたい池です。
池の周囲をぐるりと見渡すと、モネの作品に描かれた柳の木やボートも、とても自然に配置されています。
岸辺のところどころに、モネの絵の複製画をイーゼルに掛けた状態で飾っているのも素敵な演出。描かれた景色と、目の前の庭が、見事に一致しています。いま自分がいるのが現実なのか絵の中なのか、わからなくなる気分を味わえますよ。
池の畔のバラのアーチ~モネになった気持ちでベンチへ
池の北側の岸辺にあるバラのアーチは、「水の庭」の中でも際立って印象的な場所。筆者が訪れた5月には満開のマゼンタ色のバラがアーチを彩り、対岸から見た様子はまさにモネが描いた作品そのものでした。
このアーチの横には、ジヴェルニーのモネの庭と同じように、緑色の優美なベンチがあります。ジヴェルニーでは、モネはここに座って池の睡蓮を眺めていたそう。北川村の「水の庭」のこの椅子も、睡蓮を見る絶好のポイントです!ここに座って睡蓮の可憐な花や、水の光の反射をじっくり見つめると、気分はモネ。印象派の景色を心から堪能できます。