常楽寺

<常楽寺>
先ほどの道を道なりに10分弱進むと「常楽寺」が右手に現れます。常楽寺は、1237年に北条泰時が開基した鎌倉時代から続く古刹。常楽寺の銅製の梵鐘(ぼんしょう)は国の重要文化財に指定されていて、建長寺・円覚寺の梵鐘と共に鎌倉三名鐘と言われています。また、私も最近になり知ったのですが、裏山には木曽義高の墓と伝えられている木曽塚があり、その少し下には、北条泰時の娘の墓(一説には大姫の説が有り)があります。
鎌倉殿の13人にハマっていた私は、もし大姫のお墓だったとしたら、木曽義高の近くにいられてよかったな...と少しウルウルしてしまいました。

<常楽寺裏山にある木曽義高の墓とされる「木曽塚」>

<木曽塚から少し下がったところにある北条泰時娘の墓(大姫の説あり)>
常楽寺を後にして、参道の入り口へ向かい、北鎌倉方面へ左に進み鎌倉街道を越えて直進します。

<常楽寺参道入り口>
常楽寺
- 住所:神奈川県鎌倉市大船5-8-29
- 開園時間:9:00 〜16:00
- 電話:0467-46-5735
- アクセス:JR大船駅徒歩20分またはJR大船駅東口5番バス乗り場から大船駅(循環)行きで「常楽寺」下車徒歩5分(バスは常楽寺経由を確認)
北鎌倉への抜け道を歩く
常楽寺参道を背にして北鎌倉方面へ向かうと、岩山に張り付く緑や石のトンネルなど、鎌倉情緒が漂う道と出会うことができます。地元の人たちがよく使う抜け道を通りながらゴールの北鎌倉駅を目指します。

<鎌倉街道を抜けて直進し、突き当りを右折します>

<7分ほど直進すると、踏切が見えるのですが、その少し手前の自動車修理店を左折します>

<自動車修理店の角を曲がると、急に緑が出現し、北鎌倉の空気が一気に強まります>

<車通りに近いのにここだけ別世界のような道を進むと、これまた異世界への通路のような石のトンネルが現れます>

<石のトンネルを抜けると異世界ではなく、横須賀線の線路です>

<こちらは線路沿いの道にある「好好洞」トンネル。このトンネルは、トンネルの先に好好亭という別荘がかつてあり、娘さんが学校へ通いやすいように、別荘の持ち主によって戦時中に掘られたとか。娘への愛がすごい。また、ジンギスカンとあるのですが、別荘が後に和食会席のお店となり、その名残りのようです>

<好好洞トンネルを通過すると、徒歩でしか通れない踏切があり、そちらを渡ります。というのも、かつては線路沿いからそのまま円覚寺方面へ抜けられたのですが、数年前から通行止めとなっており、北鎌倉駅の正面改札やさらに鎌倉方面へ行く場合は、一度線路を渡らなければならなくなっています>

<線路を渡ると左側しか行けなくなっており、人が1人通れるくらいの細い道を道が切れるまで進みます。この道は地元民や知っている方しか通らないと思います>

<細道が切れると右側へと道路が続くので道なりに歩くと、北鎌倉駅へと続く道路へと出ることができます>

<道路を左側へ進むと北鎌倉駅に到着!>

<北鎌倉駅正面改札には「豊島屋」も。観光客で賑わう若宮大路にある本店よりもこぢんまりしていて、落ち着いてゆっくりとお買い物ができます>

<北鎌倉駅からすぐの円覚寺>
北鎌倉駅
- 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内
- アクセス:JR横須賀線 東京より約50分