虫エサはアピール力大
虫エサはアナゴ釣りを含めた投げ釣りの定番エサとなります。切り身エサと違い、虫エサ自身で動いて誘ってくれるのが特徴で、特に水温の高い時期は動きもよくオススメです。またメソと呼ばれる小型の多い時期は、食い込みのいい虫エサが魚の切り身よりも有効な場合があります。
ただ他の魚も好反応を見せるエサで、アナゴのみを狙う場合や、エサ取りが多い状況ではデメリットになります。主に市販されているアオイソメ、ジャリメ、イワイソメ、スナメなどの特徴を紹介します。
アオイソメ
安価で強いので使いやすく、色々な釣りで定番のアオイソメ。特徴はよく動いてアピールすることと、アオイソメに付いた微生物が光るのでアナゴ釣りのメインの時間帯である夜釣りに強いことです。
ほかの虫エサに比べ匂いのアピールでは劣るので、2本針の片方に他のエサを付けたりするのもいいでしょう。付け方は通し刺しか縫い刺しで1匹掛けでもいいですが、アピール力を高めるために房掛けにするのも効果的です。長いものはタラシが3~4cmほどになるようにカットしましょう。
イワイソメ(マムシ)
マムシとも呼ばれるイワイソメは強い匂いがあり、高い集魚効果のあるエサです。また、表皮が硬く、大きいので虫エサの中ではある程度エサ取りに強いのも特徴となります。とはいえ高価なエサのため、時合などここぞというタイミングで投入するアングラーも多いです。
針につける際は匂いで誘うエサなので、通し刺しで1匹掛けが定番。匂いを出すために3~4cmほどタラシを出すように切りましょう。硬い頭は基本的には取って使います。
イシゴカイ(ジャリメ)
イシゴカイ(ジャリメ)は小さく細いエサですが、よく動き、匂いでもアピールするエサです。柔らかいので食い込みはいいものの、エサ取りが多い状況には向きません。アナゴに使う場合は、小さいので房掛けにして使うのがいいでしょう。
スナメ(チロリ)
関西ではチロリと呼ばれるスナメは、匂いでも動きでもアピールするエサで、アナゴの反応がいいエサとなります。デメリットは弱りやすいのと、柔らかくエサ取りに弱いこと。
しかし、使いにくさはありますが、ハマったときの爆発力もあるエサです。大きさもあり1匹掛けでも有効なので、釣具屋に売っていたら少量持っておくといい思いができるかもしれません。