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甲乙つけがたい運動性
乗り心地と居住性

甲乙つけがたい運動性

NSXとGT-R。加速、居住性、普段の使い勝手を比較
(画像=『CarMe』より引用)

NSXは、ミッドシップに加え、幅広で全高が低いといった、運動性能にとっての強みがあります。さらに、両前輪のモーターによって、応答良く駆動力が制御できるので、さらに高い操縦安定性、旋回性能を実現しています。

NSXとGT-R。加速、居住性、普段の使い勝手を比較
(画像=『CarMe』より引用)

対するGT-Rは、フロントエンジンに、前後重量のバランスを適正化するトランスアクスル方式を採用しています。そのハンドリングは軽快というより、スポーツカーらしく、ずっしりとした安定感があります。

SH-AWDによる鋭い回頭性のNSXと、スポーツカーの王道を進むGT-Rのハンドリングは、優劣つけがたいレベルといえるでしょう。

乗り心地と居住性

NSXとGT-R。加速、居住性、普段の使い勝手を比較
(画像=『CarMe』より引用)

NSXのシートは、大型でホールド性に優れ、疲れにくい形状です。アクティブダンパーのモードを切り替えれば、凹凸のある路面でも不快な振動を取り除くことができます。

コックピットの広さは、大柄なドライバーでも十分な余裕がありますが、荷室はゴルフバッグが1つ収納できる程度で、広くはありません。

NSXとGT-R。加速、居住性、普段の使い勝手を比較
(画像=『CarMe』より引用)

一方、GT-Rは、従来のスポーツカーに倣ったやや硬めのシートです。腰回りがしっかりとホールドされて、体がシートにがっちりと固定される座り心地です。

サスペンションには、NSXと同様、制御可変ダンパーを備えており、コンフォートモードにすれば、日常的な運転でもある程度ソフトな乗り心地を実現しています。

コックピットは、メーター、センターコンソール、シートがドライバーを囲い込むようにレイアウトされており、後席スペースも使えるので、高性能スポーツカーとしては比較的使い勝手が良い部類です。ちなみに、荷室はゴルフバッグが2セット収納可能な広さを確保しています。