川村拓夢(サンフレッチェ広島)
昨2022シーズンの後半戦から出番を掴み、中盤で躍動したサンフレッチェ広島のMF川村拓夢。今季すでにチームにとって欠かせない存在となっている。さらに6月シリーズを戦う日本代表にも選出され、その成長速度と周囲からの注目度は飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
短期間で急速に名を上げた選手なだけに、現状は海外からの注目度が高いとは言えないだろう。だが、J1リーグで見せている豊富な運動量と正確な足元の技術、複数のポジションを高いレベルでこなせる万能タイプであること。加えてゴールに直結する働きぶりを考慮すれば、セルティックやシント=トロイデンなど、近年Jリーグから多くの選手を獲得しているクラブから声がかかる可能性はゼロではない。
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伊藤敦樹(浦和レッズ)
5月にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制しアジア王者となった浦和レッズの選手たちには、今夏海外クラブからオファーがある可能性は高い。特にACLではもちろん、J1リーグにおいてもチームを牽引しているMF伊藤敦樹は、取り分け注目度の高い選手ではないだろうか。ルーキーイヤーの2021シーズンから出場機会を得ると、昨2022シーズンからは得点に絡む場面も多く作り、今季もここまで2ゴール1アシストと不動の立ち位置を掴んでいる。
180cmを超える国内でも貴重な大型ボランチであることに加え、正確な足元の技術でスムーズなボール回しを実現させている伊藤。移籍先によっては即戦力としての活躍が期待できるだろう。国際舞台での経験は多いとは言えないが、アジアではその実力を証明済み。カタールで活躍する日本代表DF谷口彰悟(アル・ラーヤン)の例のように、海外クラブからオファーがある可能性は多分にある。
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金子拓郎(北海道コンサドーレ札幌)
今季ここまで、得点力に関しては首位ヴィッセル神戸を上回る37ゴールを挙げている北海道コンサドーレ札幌。その超攻撃的と呼べるスタイルにおいて、MF金子拓郎の推進力、突破力はもはや欠かせないものと言えよう。4年目にして、得意のドリブルでの突破、カットインからのシュート、ラストパスといったゴールに直結する働きは、もはやJリーグでもトップレベルに達している。
同ポジションにMF堂安律やMF久保建英ら実力者が揃うA代表には、残念ながらここまで無縁の金子。とはいえ、MF三笘薫やMF相馬勇紀らJリーグから飛び立ったドリブラーが海外で活躍する姿を見れば、金子にもまた同様の活躍が期待できることも事実。移籍が実現すれば札幌にとっては大きな痛手となるだろうが、間違いなく海外挑戦しそうなJリーガーの筆頭候補と言えよう。
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