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今2023シーズンのJリーグを盛り上げている選手の海外移籍が話題となっている。今夏から新たに複数のJリーガーが海外クラブでの挑戦を始める可能性があるようだ。
アルビレックス新潟の心臓ことMF伊藤涼太郎は、ベルギーのシント=トロイデンへ移籍することが6月5日クラブより公式に発表された。さらに一部では、湘南ベルマーレの点取り屋FW町野修斗もドイツ2部ホルシュタイン・キールへの移籍が報じられている。両者ともに中心選手として活躍を続けていただけに、シーズン途中での移籍はクラブにとって大きな痛手と言えよう。
しかし他クラブにとってもシーズン途中の主力選手の移籍は対岸の火事とは言えない。ここでは、上述の2選手以外で、早ければ今夏にも欧州行きが十分ありうるJ1リーガーたちを10名紹介していく。
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齊藤未月(ヴィッセル神戸)
現在J1リーグで首位を走るヴィッセル神戸。FW大迫勇也、FW武藤嘉紀ら元日本代表が牽引する攻撃陣に目が行きがちだが、好調の要因はリーグトップの失点の少なさを誇る守備にもある。今季その守備で多大な貢献をしているのがMF齊藤未月だ。持ち前の運動量と対人守備の強さで広い範囲をカバーし、ボールを奪いきるアグレッシブな守備は、そのまま強力な攻撃陣を活かすことにもつながっている。
2021年海外クラブでの経験があり(ロシア1部ルビン・カザン)昨年Jリーグに復帰したばかりだが、すぐにでも欧州クラブから声がかかってもおかしくない活躍と言える。一方で、神戸にはMF山口蛍のような齊藤にとって手本となる選手も多い。湘南ベルマーレからのレンタルとなっている現状で、海外から声がかかったときにそのまま移籍するのか、はたまた経験豊富な神戸のベテラン選手たちから学ぶのか、齊藤自身の選択にも注目だ。
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森下龍矢(名古屋グランパス)
6月シリーズで日本代表に初選出も果たした名古屋グランパスのDF森下龍矢も、海外移籍を十分に視野に入れられる選手と言えよう。クラブではその圧倒的な運動量とスピードを武器に、攻守両面で高い貢献度を誇り、名古屋の堅守とスピード感あふれる攻撃というスタイルを体現する存在となっている。
両サイドを高いレベルでこなせることも大きな魅力の森下は、今季も両サイドで出場機会を得て2ゴール4アシストと、残している数字も申し分ない。世代別の代表経験や2019年ユニバーシアードでの優勝経験があるが、これまでA代表での経験はなく世界的にはまだまだ無名。しかし今回A代表入りも果たし、クラブでの働きも目覚ましいだけに、代表活動をきっかけにオファーがあっても不思議はない。
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