反ワクさんの敵、忽那賢志先生ですね。w
後半のマスクは感染リスクを低下させるというのはタイトルの「マスクを着けている人が多い日本の新型コロナ感染者数が、世界最多」というのと明らかに矛盾してますのでどうかと思いますが、ここで日本の東京のN抗体保有率を厚労省のデータから挙げてみます。
↓ 2022年12月のデータ
まずワクチン接種の抗体であるS抗体は2022年12月現在で、東京都 98.4%、大阪府 97.5%、愛知県 97.2%、福岡県 97.7%もありますが、それでも第8波はきました。オミクロンにはワクチンはたいして感染防止効果はなかったといえます。全く無いと言うより抗体価が下がってくるとすぐに効果が切れるという方が正しいかも。
東京都民の自然感染によるN抗体は
2020年6月 0.10% 2020年12月 1.35% 2021年12月 2.80% 2022年2月 5.55% 2022年12月 28.2% そして、 2023年3月 42.2%
となるわけです。しかしこれは全年代であり、インフルエンザは学校での流行が家庭に持ち込まれると言われていますが、活動量の多い若い世代はオミクロンのN抗体がもう7割近くあるのです。学校で感染拡大しなければ家庭に持ち込まれる確率はぐっと下がります。
年齢では明らかに若いほど感染しています。献血のサンプルなので15歳以下はありません。
これでオミクロンが日本で爆発した理由が
日本人が自然感染によるN抗体をほとんど持っていなかった 取得するのに1年を要した
ということであり、ワクチンでもなければマスクをしなくなったからでないことも分かります。
同様に祖国してワクチンのみで耐えようとした台湾やニュージーランドでは日本よりもさらにN抗体が少なかったためとんでもないことになりました。感染爆発して2ヶ月で日本の人口あたりの死者をぶち抜いたのです。これで「鎖国はコロナには間違いであった」という事が分かると思います。
毎日のようにまたコロナが拡大しているという投稿が見られますが・・・・
モデルナの解析では、
明確に第9波のカーブは緩く山も低いです。これはまだN抗体を持っていないかきれた人たちの間で感染が広がっているためで、あきらかにいままでと経過が異なります。第7波〜8波まではピークアウトはたったの3週間でした。山火事理論で言うと燃える木がたくさんあった。いまは焼け野原にポツポツたっているだけなので延焼が遅いわけです。しかしまだ立ってる木は高齢者ばかりなのが・・・。
こういうイメージ。
いずれ大半が燃えて燃え移る木がなくなると鎮火(ピークアウト)しますが、N抗体は半年くらいで切れるので夏以降にはまた波が来ます。が、メモリーB細胞が覚えていて再感染の時は特急でまたN抗体を作りますので重症化はしにくい。人類はこうやって生きてきたのです。
一言いいたいのは、そもそも、
ワクチンは感染を防ぐためのものじゃない
ってこと。自然感染してN抗体を持つときの被害をなるべく小さくするためのものだったはず。高齢者はワクチンを5回も6回も打っているのだから、そろそろちゃんと感染してN抗体を持ってほしいわけです。感染対策や閉じこもりもいいけれど、そうしていると永遠に波が来て永遠に騒ぎます。予防注射が嫌で最後尾に並んでもいつかは打たれるのです。早くN抗体獲得して前に進みましょうよ・・・・・・。
コロナの時には高齢者のためにって子どもを閉じ込めて自殺者を過去最高の年間500人も出したじゃないですか。今度は次世代のために元気なときに感染して熱はちょっと出ますがN抗体をゲットして社会を回しましょうよ。
わたしは昨年12月にゲット済みです。w
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編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2023年6月6日の記事より転載させていただきました。