こちらがワクチンのデータ。

まず医療従事者に接種され、続いて高齢者にワクチン接種されて、高齢者のワクチン接種率の上昇と共に高齢者の感染者が激減しました。緑の線を見たら、全体としては感染が増えているのに高齢者が激減したのが一目瞭然ですよね。

そして第5波では間に合わなかった中高年のおっさんたちが餌食になりました。わたしの友人も1人が重症、3人が中等症で入院です。しかしそのあとは特急でワクチン接種が進んで10月末までには8割が接種済みとなりました。

このおかげか、またはHLA24の効果がまだ少し残っていた可能性もありますが、2021年9月〜12月の見事なまでのゼロコロナ状態が続いたわけです。このようにデルタまでははっきりとワクチンには感染防止効果がありました。

ワクチンで感染が広がるなら、猛スピードで2回目3回目打ってたこの時期にゼロコロナおかしいことくらいわからないのだろうか。

オミクロンで日本が世界最大の感染国になった理由

これはもう明らかだと思いますが、ワクチンによるS抗体ではオミクロンには感染防止効果がなくなった。しかし日本人はそれまで守られていたので自然感染によるN抗体を持つ人が非常に少なかったのです。たったの2.8%しかデルタにかかったひとはいなかった(↓の表参照)わけだからそりゃ感染爆発します。ワクチンのせいでも何でもない。

理研はインフルエンザの自然感染とワクチンの抗体の違いを発表しています。

ワクチンと感染では作られる抗体の質が異なることを発見

インフルエンザウイルスに対する免疫反応がワクチン接種とウイルス感染では異なることを発見し、経鼻感染の方がワクチン接種よりも質の高い中和抗体である「広域中和抗体が産生されることを明らかにしました。弱毒生ワクチンの有効性を明らかにした本研究成果は、今後流行が予想されるインフルエンザウイルスだけでなく、感染拡大が懸念される変異型新型コロナウイルスに対しても有効なワクチンの開発に貢献すると期待できます。

誰がワクチンの抗体のほうが自然感染の抗体より優秀だと言いだしたのかはしりませんが、理研の研究では明らかに自然感染のほうが質の高い抗体になるとしており、コロナについても弱毒生ワクチン(毒性なくしてウイルスで実際に罹患させるワクチンで「ロタウイルス」 「BCG(結核)」 「MR(はしか、風疹)」 「水痘(水ぼうそう)」 「ムンプス(おたふくかぜ)」など)を開発すべきではないかとしています。

こちらは日本医師会の資料ですが、アメリカではN抗体を持つ人がこんなにいた。

だからオミクロンは日本ほど広がらなかったわけです。

これ、実は調べたら同じ事を言ってる専門家がいました。

マスクを着けている人が多い日本の新型コロナ感染者数が、世界最多なのはなぜ?