5月13日は丸ボーズ

今回の釣行は、5月13日と5月20日の2回。両日とも早朝にサビキで小アジを狙い、それをエサにしたエレベーター仕掛けでのノマセ釣りでメジロ(ワラサ)を狙う。合間には、波止の内向きでイ貝を採取してのチヌ(クロダイ)狙いの落とし込みも試みた。

5月13日は当初望んでいた5番の船着き場が先客で溢れていたので、4番の船着き場へと回避して釣り座を構えた。しかし、小潮の下げ潮と潮がほとんど動かなかったことが災いし、小アジは回って来ずノマセ釣りも断念。波止上のルアーマンはほぼ全員がノーバイトの惨状だった。

釣り座選びで明暗分かれる

釣果が安定している5番、6番の船着き場ではブリ、メジロが数は少なめながらも釣れていたほか、内向きで係留船付近を攻めていたルアーマンがシーバスをヒットさせるなど、釣り座選びで明暗が分かれたようだ。

一方、落とし込み釣りのほうは、波止の壁面に着生するイ貝の層が薄くまばらで、エサに使えるイ貝の稚貝の房をかき集めるのに一苦労。それでも釣りを始めることはでき、2度の引き込み当たりに遭遇したものの、アワセに失敗。結局この日の釣果はなく、丸ボーズに終わった。

小アジのサビキ釣り

小アジのサビキ釣りは、波止の内向き(陸向き)で置き竿にしてアタリを待つ竿下サビキのスタイル。

タックルは、磯竿5号5.4mに、ミチイト4号を巻いた両軸リールをセット。撒き餌カゴはサビキの上下それぞれに付けるダブル方式とし、上カゴとサビキの間にクッションゴムを介する。

サビキは白色のケイムラタイプの7号針スキンで、ハリス2号のものを選択。撒き餌カゴはカゴテンビン仕様にして、テンビンの先にもサビキをセットし、アクセントとして3つの針にオキアミを付ける。タナは底ギリギリが定番だ。

武庫川渡船の店舗には、武庫川サビキのオリジナルブランドのサビキを販売しているので、そちらを使用してみるのも一策だ。

武庫川一文字でのサビキ&ノマセ釣りでメジロに挑戦【兵庫】ウキ流しの泳がせに本命ヒットサビキ釣りの道具(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

落とし込み釣り

タックルは、落とし込み専用竿3.9mとリールに、ストライプカラーの落とし込み・ヘチ専用の2号ライン。ラインの先には市販の目印仕掛けとハリスは1.7号を直結する。

ハリスは硬めのものがよい。針はチヌ針3号で、チモトにはガン玉2Bをかませる。エサは波止際で採取したイ貝ダンゴの繊維に針先を絡ませて針先を出す。

釣り場は波止の内向きの壁面ギリギリを、2ヒロまでのタナでゆっくりと一定の速度で落としていき、探り歩く。落とし込み釣りの釣果は歩いた距離に比例すると言われており、広く数多く探り歩くことが肝要だ。

武庫川一文字でのサビキ&ノマセ釣りでメジロに挑戦【兵庫】ウキ流しの泳がせに本命ヒット落とし込む釣りの道具とイ貝(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)