MF:伊藤敦樹(浦和レッズ)
残念ながら、アジア王者となった浦和レッズの選手が1人も呼ばれなかった今回の代表メンバー。だが、その活躍ぶりからMF伊藤敦樹には今後の代表活動に絡んでいくことが期待される。国内でも数少ない大型ボランチであり、今季は中盤でのボール捌きはもちろん、前線でゴールに絡む働きも見せている。とはいえ、今回初招集となったMF川村拓夢(サンフレッチェ広島)やMF鎌田大地(フランクフルト)もボランチ起用が考えられることを踏まえれば、大型ボランチという大きな括りの中では当面最低でもこの2選手を上回る技術あるいは武器が求められるだろう。
奇しくも今回のメンバー発表後に行われた浦和対広島のゲームでは、招集された川村と伊藤が揃って出場。森保監督の前で互いにゴールに関わる働きを見せた。比較対象として十分に見劣りしない選手であることを証明できているだけに、次回の招集に期待がかかる。
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MF:浅野雄也(北海道コンサドーレ札幌)
今季のJ1リーグにおいて、首位ヴィッセル神戸と同等の高い攻撃力を誇る北海道コンサドーレ札幌。その強烈な攻撃力の一端を担っているのがMF浅野雄也だ。札幌ではいわゆるシャドーの位置に入っているため、代表に招集されたとしても起用方法が課題となりそうだ。
とはいえ、移籍初年度にも関わらず、ここまで8ゴールという結果を出していることを踏まえれば、同じく前線のスピードタイプであるFW浅野拓磨(ボーフム)やFW前田大然(セルティック)らの比較対照として、今回声がかかっても良かったのではないだろうか。それほどに今季の札幌における浅野の輝きは眩いものがある。
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MF:伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)
今季のJリーグで最も注目されていると言っても過言ではないMF伊藤涼太郎だが、3月に続き今回も代表招集は叶わなかった。ワンタッチで前を向くボールコントロールの上手さと、そこから放たれる正確無比のパスが持ち味。さらに今季ここまでで、すでに7ゴールとストライカー顔負けの得点力も誇っており、1人でゲームを支配できる国内でも稀有な存在と言えよう。海外移籍の噂もある中、今後の代表活動に関わることができるのか、引き続き注目の選手であることは間違いない。
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