GRカローラは以前にもレビューしましたが、今回はそのモリゾウエディションをご紹介!
ベースとなる"RZ"からなんと190万円もアップ。
それだけの価値があるのか…?と気になりますが、モリゾウエディションの変更点を知れば知るほど、乗れば乗るほど「これはしょうがない!!」と納得する仕上がりなんです。
何より、トヨタの会長であるモリゾウさん自身がこれほどワイルドなスポーツハッチを自ら作ってしまったこと…この事実に驚きを隠せません。
土屋圭市が峠試乗でその完成度を堪能します!
目次
モリゾウエディションの5つのポイント
エンジンも中間トルクが増大している
モリゾウエディションの5つのポイント
以前紹介したGRカローラのモリゾウエディションをレビュー!
70台限定で販売され、即完売した車です。
今回は、モリゾウエディションがノーマルとどこが違うのかを中心にお伝えしていきます。
ノーマルとの違いは、以下の5点です。
1: ノーマルよりも軽量化
2: エンジントルクのアップ
3: ギア比の違い
4: サスペンションの違い
5: タイヤホールの違い
1: ノーマルよりも軽量化
ノーマルが1470kgなのに対し、このモリゾウエディションは1440kgと30kg軽量化されました。
これは、中の制振材や遮音材などを落としているためだそうですが…その他の要因は後ほど紹介していきます。
2: エンジントルクのアップ
最高出力自体は、304馬力でノーマルと同じですが、トルクが増しています。
最大トルクが30N・m増えました。
3: ギア比の違い
モリゾウエディションはクロスミッションを採用しています。
またギア自体も、競技で使えるように強化品が使われています。
4: サスペンションの違い
ダンパーがモノチューブで、かつフロントも倒立式というように、サスペンションがかなり異なります。
また、車高も5mm低くなりました。
5: タイヤホールの違い
ノーマルは「ADVAN APEX V601」を履いていましたが、こちらはサーキット向けのよりハイグリップな、「ミシュランパイロットスポーツ CUP2」を履いています。
また、タイヤ幅もノーマルより10mm増え、245mmとなっています。
ちなみにノーマルとの値段差は…?
ノーマルよりも190万円ほど上がり、お値段なんと715万円です。
これは、特別なパーツが沢山入っているためだそうで、トヨタの会長であるモリゾウさんのこだわりを感じます。
エンジンも中間トルクが増大している
エンジン自体の見た目はノーマルとあまり変わりません。
ノーマルと同様、エンジンは手組みで作られています。
ただ性能面で違いがあり、モリゾウエディションのエンジンは、ブーストが1割ほど上げられています。
それによりピークは変わりませんが、中回転域のトルクがノーマルより増えています。