1月27日、政府は新型コロナウイルスの感染法上の取り扱いを、現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行することを正式に決定。移行日は5月8日と、決定から約3か月の準備期間を設けた形だが、イベント開催の上限人数や歓声に関する制限のみ本日から撤廃される。一方で、マスクの着用ルールの緩和に関しては時期を未定とし、緩和後は屋内・屋外でも「個人の判断に委ねる」方針で調整中とした。
5類移行、連休明けの5月8日に決定の背景に医療体制の整備と広島サミット
27日に厚生労働省で行われた専門部会では「3か月の準備期間をおいた上で5類へ移行する」ことが了承された。当初は新年度からとも言われていた5類移行が後ろ倒しになった背景には、各自治体の準備期間を十分にとる目的があるという。
政府は日程に関して、5月1日は連休の中日であり、医療体制の整備などの観点から、大型連休明けに決定したと説明。また、5月19日には広島サミットを控えており、それまでには引き下げを行いたいという意向も反映されている。
正式には5類移行日の1か月前に、感染拡大状況などを鑑みて移行が可能か最終的な判断をするという。
一方、マスク着用ルール緩和の時期は未定に
5類移行の議論とともに行われていたマスク着用ルールの緩和については、専門家会議で慎重論が出たことから時期は未定に。岸田文雄首相は、着用ルールの見直しについて引き続き協議し「できるだけ早くお示しする」とコメントした。
また、緩和後は屋内・屋外ともにマスク着用を「個人の判断に委ねることを基本に検討」とした。これに対し、ネット上では様々な意見が見られている。
緩和を待ち望む声がある一方で「外食しない」という意見も
マスクを外せることを喜ぶ声がある一方で、着用を各個人の判断に委ねる点について、感染への不安を覚える人も多く、
「5類になっても感染力が弱まるわけではないので、しばらくは外さない」 「周囲に合わせなきゃいけない空気になるので、どちらかはっきりしてほしい」 「トラブルの種になるのではないか」
といったコメントがネット上でみられている。また、「マスク着用が任意になるようであれば、外食をしない」という声もあり、良くも悪くも飲食店への客足に影響が出るとみられる。
飲食店に関する感染対策ガイドラインについては現在まだ情報が出ていないが、さらなる緩和がなされる可能性が高い。ただ、5類になったからといって新型コロナウイルスの感染拡大が終わるわけでも、ウイルスの危険性が減るわけでもないことは確かである。引き続き最新のルールや感染拡大状況に関する情報を常に得るようにし、今後の対応を検討してほしい。
提供元・Foodist Media
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