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エイベル・タスマン国立公園の美しいビーチへ
美しいタスマン湾で奇跡の出会い!
エイベル・タスマン国立公園の美しいビーチへ

(画像=『たびこふれ』より引用)
<たくさんの人たちが降りる>
無人島を後にし、クルーズ船は湾岸沿いを走ります。クルーズ船の上からエメラルドグリーンの海を見渡し、冷たい風をあたりながらも、寒さを忘れてしまうほどの美しさに感動していました。湾岸線を抜け、トレッキングコースの入り口がある国立公園内のビーチに辿り着きました。
ビーチに着くにつれ、キラキラと光るエメラルドグリーンの海の水は透明度を増し、ゴールドサンドと呼ばれるゴールド色の砂浜が一面に広がります。海の前にはキャンプ場やロッジといった宿泊施設があり、泊りがけで山や海のアクティビティを楽しむことができるため、トレッキングやカヤッキングをする人たちがたくさん降りて行きます。
美しいタスマン湾で奇跡の出会い!

(画像=『たびこふれ』より引用)
<美しいタスマン湾>
タスマン湾の湾岸沿いと無人島の間を抜けクルーズ船は次の目的地へ向かっていると、クルーズ船の船長が「何か見えますね、もしかしたらシャチかもしれません。」と驚きのアナウンスが流れました。クルーズ船にいた全員がクルーズ船の上へ上がり、周りを見渡します。そして、「あそこにいるわよ!」と乗客の一人が指をさした方を見ると、なんとクジラの大きな背中が見えていました。
船長によると「Southern Right whale(サデンライトクジラ)」ではないかと、船長も船の一番先に乗り出し驚いていました。「10年間この仕事をしているが、サデンライトクジラに遭遇するのは2回目だ!」と奇跡の出会いに喜びを隠しきれない様子でした。大きな背中から水しぶきを上げるクジラをクルーズ船の全員が息を飲んで見守ります。人々が暮らすところからこんな近くにクジラが住んでいるんだと、ニュージーランドの大自然を体感しました。