弁護士の世界も人材流動性が高くなった

 今は弁護士の事務所移動も増えていて、転職や独立のハードルが下がっていると山岸氏は語る

「転職エージェントが増えたので、昔に比べてかなり人材流動性が高くなっている。少しでも条件の良い職場に移ろうとして別の事務所に入ったり、独立したりするのがかなり楽になっている。それから、弁護士にも『弁護士ドットコム』や『ココナラ』とか、ネットのPRツールがあって、かなりの先生が登録している。相談者側は同じ質問・相談を複数の先生に問いかけ、比較して一番自分に合う先生を見つけている。こういう部分でも競争が激しくなった」

 かつて、弁護士への依頼は高額な相談料などから、「庶民は利用しにくい」といわれてきたが、確実にそんな時代は変わりつつある。一方で、依頼するユーザー側にも、有能な弁護士を自分で見極める力が必要になった。

(文=横山渉/ジャーナリスト、協力=山岸純弁護士/山岸純法律事務所代表)

提供元・Business Journal

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