発炎筒を搭載しないと車検は通らない?

日本工業規格 (JIS)“D5711”により、設定された基準をクリアした発炎筒を搭載しなければ車検に通過できません。
発炎筒は、「日本工業規格」(JIS)の“D5711”により商品規格が定められています。規格を満たしている、あるいは同等の性能がある製品であるのが条件です。
【補足】発炎筒の性能目安
発炎筒に備わっている性能の目安を確認してみましょう。
- 燃焼時間 (使い捨てタイプ): 5分以上
- 炎色 : 赤色炎(赤色光)
- 光度 : 160カンデラ以上
- 有効期限(使い捨てタイプ):4年
使い捨てタイプの発炎筒であれば5分以上の間、赤色の炎を光らせ続けられるかが条件です。非常信号灯であれば、同じく赤色の光を放ち続けられるかが目安となります。
光の度合いは“160カンデラ(※)”以上が基準とされており、少しでも下回る発炎筒の商品であると車検の際に不合格となるケースも考えられるでしょう。
また、使い捨てタイプの発炎筒であれば、JIS D5711の規格によって有効期限が4年と決められています。もし、期限を経過していれば車検の際に引っ掛かる可能性があるので注意しましょう。
※カンデラ:「光度」のSI基本単位。光源からある方向に向かう光の強さを表している。
おすすめの発炎筒3選
この項目では、おすすめの発炎筒を3つピックアップして解説します。
カー用品店やホームセンターなど実店舗に加え、インターネットのECサイトでは「非常信号灯」が一般的となっているようです。
エーモン 非常信号灯 ON/OFFスイッチタイプ 6904
エーモン(amon) 非常信号灯 【グッドデザイン賞受賞】 車検対応 (防滴仕様IPX3相当) ON/OFFスイッチタイプ …
使用期限がなく、電池交換で繰り返し使えるのが特徴。約8時間の連続使用が可能です。
従来品と比較して1.7倍も明るさがパワーアップし、国土交通省の保安基準に適合しています。夜間の使用では、約200m先からでも確認できるほど強力な赤色の光を放つため、後続車への危険を知らせるのに適しているでしょう。
小林総研 LED非常信号灯 KS-100L3
小林総研 LED非常信号灯(ライト付き) 9LED発光色レッド 1LED発光色ホワイト 汎用 (車検対応)KS-100L3 (1)
“点滅”と“点灯”の2段階を備えた赤色の光と、白色のライト点灯機能を備えた非常信号灯です。
夜間では200m以上先からでも発光を確認できる強力なパワーが魅力で、保安基準にも適合しており、車自体にトラブルが発生した、あるいは他の緊急事態でも使用できるのが強みです。
RACING GEAR LED非常信号灯 SR‐LH01
RACING GEAR(レーシングギア) LED非常信号灯 SR‐LH01 SR-LH01
収納ホルダーの形状が異なってもぴったり収まる「3WAY」構造が特徴の非常信号灯です。簡単な操作で9個の高輝度LEDが点滅し、車が故障して停止したなどのシチュエーションで、後続の車両へクルマの存在を知らせます。
電池交換を繰り返せば半永久的に使えるアイテムとなり、コストパフォーマンスの面でも優れたアイテムです。