デザインの祭典との呼び名も高いミラノ・サローネの会期中、メイン会場となるフィエラに加えて、ミラノ市内でも様々なエキシビジョンが開催されています。特にここ最近は、プレミアムカー・ブランドと著名デザイナーによるコラボレーションが目立ちます。
その中でも、リッチなオジサンにとって注目すべき展示は、英国の老舗自動車メーカーであるベントレーと、気鋭の若手として世界的に注目されるインテリア・デザイナーの一人であるフェデリコ・ペリとのコラボレーションによる「ベントレーホーム」の発表でしょう。100余年もの長きに渡ってベントレーが培ってきた伝統と、世界的に注目されている気鋭のデザイナーであるペリが提案する現代的なライフスタイルを融合した新作コレクションは、伝統と革新性の融合を見事に体現しています。ベントレーにとっては、自動車製造の分野で培ってきた確固たる評価を、インテリアデザインの領域にまで広げる試みとでも言えましょう。 このコレクションの発表の舞台に選ばれたのは、ミラノの中でも歴史的な建築物であるパラッツォ・キエーザ。ミラノ・デザインウィークの期間中、宮殿の中庭は五感を刺激する空間へと変貌しました。中庭を背景に7種の新作が展示されており、それぞれの作品ごとに、熟練した職人技と最先端の生産技術を駆使して、ベントレーホームのエレガンスの表現がなされていました。
一番最初に取り上げたいのは、フェデリコ・ペリとのコラボレーションにより誕生したテーブルシリーズで、ベントレーホームの精神を細部まで凝縮した作品です。美しいウッドとペーパーマーブル仕上げが用意されています。このペーパーマーブル仕上げは、ペーパーファクター®の創設者である建築家リカルド・カヴァチオッキによって、大理石の風合いを表現しながら、「原紙」と天然顔料を使用して作られました。ベントレーが重視する持続可能性、熟練した職人技、厳選された素材という文脈の中で、ペーパーファクター®は手作業と機械の両方を駆使し伝統的な技術を使っています。
「ベントレーホームの新しいコレクションは、革新的な素材と熟練した職人技を駆使し、豊かなテクスチャと繊細なディテールを生み出しています。ベントレーの自動車と同様に、今回発表したインテリアもまた、独自の技術と美学の調和を体現しています。実用的な機能性と洗練された美しさが同居するファニチャーは、まさに高級感と快適さを備えたベントレーホームの象徴でしょう」と、ベントレーのデザインコラボレーションズの責任者であるクリス・クックは語ります。
フェデリコ・ペリによるテーブルシリーズは、極めて美しいウッドとペーパーファクター®による新しいペーパーマーブル仕上げが特徴的でした。建築家であるリカルド・カヴァチオッキが開発したこのペーパーマーブル仕上げは、大理石の美しさと手触りを「原紙」と天然顔料を使って再現しています。大理石の風合いと持続可能性を兼ね備えたこの斬新な素材は、間違いなくリッチなおじさんの日常を豊かに彩ってくれそうです。
もうひとつ、カムデンダイニングテーブルも見逃せない存在。力強くシャープなライン、軽やかさ、存在感のあるデザインは、ベントレーホーム・コレクションの中核となる存在です。エレガントなテーブルの脚は、サスペンションのような効果を与え、日々の暮らしに軽快さとダイナミズムを感じさせます。
ベントレーのヴィンテージカーからインスピレーションを得たという、ダルストンコンソールテーブルは、繊細でしなやかなライン、そしてユニークな大理石調のデザインが特徴です。リッチダークをベースにしたアーティストによる装飾がオプション設定されています。
ソファやアームチェア、ベッドに至るまで、ベントレーホームの新作コレクションは、一貫した美学と品質を保ちつつ、それぞれが独自の個性と魅力を持っています。ベントレーホームのコレクションは、素材の選択、職人の技術、そしてデザインの美しさを追求し続けつつ、耐久性と美しさ、そして機能性を兼ね備えたファニチャー・シリーズとなっています。ユニークなペーパーマーブル仕上げやアーティストによるデグラデ効果のような新たな技術を取り入れ、家具産業のトレンドをリードするコレクションであり、サステイナビリティと美的価値を両立した素材選びは、未来志向の消費者にとって魅力的であるとともに、環境への配慮も忘れてはいません。
最後に、ベントレーホームの新コレクションは、リビングルームから寝室、ダイニングルームまで、さまざまな空間に豪華さと洗練をもたらします。リッチなオジサンのライフスタイルを向上させてくれて、くつろぎの時間をより価値あるものに変えてくれるでしょう。
BENTLEY(ベントレー)
文 川端由美
提供元・JPRIME
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