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キャンプ向きの軽自動車とは?
ファミリーキャンプにおすすめの軽自動車5選
キャンプ向きの軽自動車とは?

キャンプに適した車の最低条件は「荷物の積載や車中泊ができる室内空間や機能が備わること」「キャンプ場までの登坂路を、人や荷物を乗せたまま安定して走行できる動力性能が備わること」の2点といえるでしょう。
車体寸法やエンジン排気量に制限が設けられている軽自動車でも、室内空間が広いハイトワゴンやスーパーハイトワゴン、商用バンはキャンプ向きの車として大活躍してくれます。
とくに近年はこれらの車種をベースとして、キャンプやアウトドアレジャーを想定した装備や外観が備わった軽自動車がメーカー各社からラインナップしています。
ファミリーキャンプにおすすめの軽自動車5選
ダイハツ タント ファンクロス

ダイハツ タントの大きな特徴である助手席ピラーレスドア「ミラクルオープンドア」の高い使い勝手はそのままに、アースカラーの車体色や防水シート表皮などのキャンプにマッチする外観や機能が与えられた車がタント ファンクロスです。
荷室に備わる防水デッキボードは必要に応じて高さが変えられるほか、屋外でローテーブルとしても使用可能。ラゲッジスペースに専用照明やUSBソケットが備わるなど、しっかりと車中泊への配慮もされています。
ホンダ N-BOX

自動車販売台数1位のN-BOXは、キャンプシーンでも高い使い勝手を発揮します。独自のセンタータンクレイアウトによる底床設計とワンアクション操作のダイブダウン式リアシートにより、キャンプでも車中泊でも不満が出ることは少ないでしょう。
キャンプ用途にはターボエンジンモデルが適していますが、i-VTECが搭載されたN-BOXの自然吸気エンジンはライバル車に比べて出力が高く、乗り心地にも定評があるN-BOXなら自然吸気エンジンモデルを選んでもキャンプ地まで快適に移動できます。
スズキ スペーシアギア

スズキのスーパーハイトワゴンであるスペーシアに、キャンプ向きの内外装や機能を追加した車が2018年12月に追加されたスペーシアギアです。
アウトドアユースはもちろん、日常でも車が使いやすくなる防水仕様のシート表皮やシートバックに加え、ダイブダウン式のリアシートによる広い荷室は車中泊での快適性に大きく貢献します。
また、スペーシアギアは全車マイルドハイブリッド車であり、自然吸気エンジンでも登坂路や高速道路の合流で力強い加速性能を発揮してくれます。
三菱 デリカミニ

2023年5月発売のデリカミニは、アウトドアシーンでの高い使い勝手に加えて4WDの高い走行性能に特徴があります。
4WDモデルにはブレーキを独立制御しタイヤの空転を抑えるグリップコントロールなどの駆動アシストに加え、不整地走行を想定した専用サスペンションと大径タイヤが装着されており、他のライバル車や2WDモデルに比べて高い悪路走破性能が与えられています。
内装形状や使い勝手はベースとなるekスペースとほぼ共通としながら、撥水機能をもたせながら通気性にも優れた専用シートを装備。積載量を補えるルーフレールに加え、ひときわまとまりある外観もデリカミニの大きな魅力といえるでしょう。
三菱 ekクロスEV

三菱の軽ハイトワゴンであるekクロスをEV化したekクロスEVは、電気自動車ならではの蓄電量を活かしたキャンプができる軽自動車です。
専用の外部給電器を用意する必要はあるものの、バッテリー残量にさえ気をつければ、消費電力が大きな電気調理器具が潤沢に使える贅沢なファミリーキャンプができるでしょう。
加えて、モータードライブならではの滑らかな加速と静粛性による移動中の快適性もEVならではの特徴です。高い車両価格はekクロスEVの大きな欠点であるものの、外部給電器を含めて補助金が適用されます。