三井不動産レジデンシャルはベスト5に2ブランド

資産価値ランキングのトップに上がったのは、三井不動産レジデンシャルの「パークタワー」シリーズでした。高騰した棟数の割合は95.45%ですから、パークタワーを買っておけば、ほとんど資産価値が高騰すると期待できます。次いで、住友不動産の「シティテラス」の94.74%で、3位には東京建物の「ブリリア」が91.67%で入り、4位には三井不動産レジデンシャルの「パークホームズ」が91.38%で続いています。ここまでが90%台で、5位の野村不動産の「プラウド」シリーズは83.54%でした。

ただ、調査に当たったマンションリサーチによると、プラウドシリーズは79棟と他ブランドが多くても20棟、30棟にとどまっているのに比べて圧倒的に棟数が多く、それが8割以上高騰しており、さらに「プラウドタワー」シリーズも11棟のうち9棟で高騰、プラウド、プラウドタワーの根強い人気が伺えるとしています。

三井不動産レジデンシャルのマンションブランド

ところで、トップに上がったパークタワーを有する三井不動産レジデンシャルは、4位にパークホームズが入り、ブランド力の強さを発揮しています。三井不動産レジデンシャルには、ほかにもいくつかのマンションブランドがあります。そのなかで、パークタワーはどのような位置づけなのでしょうか。

まず、三井不動産レジデンシャルの最高級マンションシリーズは「パークマンション」。赤坂、青山、麻布の3A地区などの都心の一等地に建てられる、同社のフラッグシップですが、近年は立地難から分譲が激減しており、建設されても、一般分譲されずに、既存顧客対象の非公開の販売で終了するケースが増えているようです。

それに次ぐのが、「パークタワー」と「パークコート」です。パークタワーは、街のランドマークとなる高品質の超高層マンションで、パークコートは都心の閑静な住宅地に建てられる中高層の邸宅ともいうべきマンションです。さらに、「パークシティ」は環境創造型の大規模物件で、スケールメリットを活かして自然と調和する住まいを目指しています。4位に挙がった「パークホームズ」は、都市居住型の三井不動産レジデンシャルとしては、最もスタンダードなマンションです。