あまりの除外数の多さ

今回の新型コロナワクチンは、開発したそれぞれの企業がワクチンの臨床試験を行いました。試験の結果は一見優秀でした。しかし、それらのどれも適切に盲検化されていませんでした。その管理は非常にずさんで、一部の患者または研究者がワクチンまたは対照が投与されたかどうかを知っていた可能性があります。

盲検化とは、「接種する医師にも、接種される被験者にもその注射が本物のワクチンなのか比較のための偽薬なのか分からなくすること」です。盲検化がしっかり行われない試験では、「医師が本物の薬の方にのみ結果が良くなるように無自覚に結果を操作してしまう」などの弊害が出てしまいます。ですので、しっかり盲検化することは医学研究の基本です。そしてその危惧は当たっていたようです。

(ファイザーの臨床試験では)多くの被験者が分析から除外されていました。除外された人数はワクチン群で311人と多数だったのに対し、偽薬群は60人のみでした。偽薬群よりも多くの患者がワクチン群から除外された理由の説明はありませんでした。

「除外される人数」とは、研究開始後に連絡が取れなくなったりして、やむなく分析対象から除外せざるを得なくなってしまった人達の人数です。

本来、しっかりと盲検化されているのなら、同程度の規模の2つの集団からは、同程度のイレギュラー(除外者)が出てくるはずです。今回のファイザーの臨床試験では、接種群も非接種群も同様に約1万8千人が登録されました(くじ引きのようなもので割り当てられたのでほぼ同数になっています)。そして、そのうち本物のワクチン接種群からは311人も除外されたにもかかわらず、偽薬を接種された群からは60人しか除外されなかったということです。

確率的に言って、ここまでの差が出てくるのは不自然です。何らかの理由で恣意的な除外があったのではないか…と疑ってしまいますよね。

ちなみに、接種群1万8千人のうち、結果としてコロナを発症した人数はたった8人。

非接種群1万8千人のうちコロナを発症したのはなんと162人!大差がついています(これが噂の有効率95%の内訳)。

でも、接種群からの除外は311人と異常な多さ。本当は発症していた人を故意に除外して…その結果が「たった8人」だったんじゃないの…?

と疑いの目で見られても仕方ない、ということですね。

本来はそういう疑いをかけられないようにしっかり盲検化して、除外数の偏りなどのないデータを出す。というのが臨床研究の基本なんですが…。

子供への無謀なワクチン接種

デンマーク国立保健委員会は自分たちが作ったガイドラインに違反しました。

小児に対するワクチンを導入するためには、その疾患で小児の重症・死亡などが発生していることが条件であるにもかかわわらず、彼らは子供にCOVID-19の予防接種を計画しています。新型コロナは子供にとって深刻な病気ではありません。現在までのコロナ死亡例975人のうち、30歳未満1人もいません。

ワクチンには「メリットが明らかにデメリットを上回るという十分な証拠」が必要ですが、コロナワクチンにはそれがないのです。

もちろんデンマークではこの通りなのですが、デンマークより感染者数も死亡数もずっと少ない日本ではさらに「ワクチンによるメリット」は少なく見積もるべきでしょうね。

一般的な言説では、「高齢者を保護するために子供たちにワクチンを接種をすべきだ」と言います。しかし、ワクチンは深刻な害を引き起こし、まだ解明されていない未知の害があるため、この言説は非常に非倫理的でしょう。

これも未だにテレビなどで言われているのですが、非常に非倫理的です。

本来必要でない薬剤(しかも長期的な副作用が不明な薬剤)を子供に打つなんて。

しかも大人や高齢者を守るために、子供には犠牲になってくれと…(それが当然とまで言う雰囲気まであります)。

本来逆です。子供を守るために大人が犠牲になるのが当然です。

子供を大切に出来ない社会なんて…。

地域性への思慮の欠如

予防接種を受けるべきかどうかは、年齢、その他のリスク要因、特に住んでいる場所によって異なります。

あなたが台湾に住んでいるなら私は予防接種を受ける正当な理由がわかりません。

筆者は台湾を東アジアの一例として登場させたのであり、ここは台湾でなく日本でもいいでしょう。

日本を含む東アジア全体のコロナ被害が欧米より桁違いに低かったことは統計的事実です。

ということは、もちろん「日本人も接種を受ける正当な理由はない」ということになりますね。

ここで重要なのは、筆者は当然のように「ワクチン効果の地域差」を指摘していることです。

日本ではそんなことは一切報道されませんが、「コロナ被害」には地域差が大きく、またそれ故に

「ワクチン効果」にも地域差が大きくある、と言うことです。

被害が大きかった欧米ではワクチン接種によって被害が低下しているように見えます。ワクチンの効果も大きかったのかもしれません。

【アメリカ】

【イギリス】

ただ、日本では、ワクチン導入して以降、感染も死亡もどんどん増えてしまっているのです(これは韓国・台湾・中国・香港などの東アジア諸国に共通です)。

【日本】

コロナ感染に対する反応も、ワクチンに対する反応も、「地域差(人種差?)」があったということを意味しているのでしょう。

欧米でそこそこ効いたワクチンも、東アジアでは逆効果だった…(そんなことは最初から予想できていた)

と筆者は言いたいのかもしれません。

もちろんデンマークなどの西欧諸国は台湾より被害が大きいですが、それでも50歳〜59歳のデンマーク人でコロナで死亡したのは36人です(2020年)。これは全死亡者の1.1%です。

コロナ死亡は総死亡リスクの約1%にすぎないのです。

何事も一つの事象のみに注目してしまうと全体を見誤ります。