後期高齢者医療制度の保険料の上限額引き上げを盛り込んだ改正健康保険法などが参議院本会議で賛成多数で可決し成立しました。

出産育児一時金の財源を、75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度からもねん出できるようにするためのもので、保険料の上限額が段階的に引き上げられます。保険料の上限は、現行の66万円から24年度には73万円(年収211万円超が対象)、25年度には80万円(年収153万円超が対象)にになるそうです。

一方で、財務省は社会保障給付費の増加を抑制する対策として、75歳以上の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げることなどの問題提起をしました。