赤ちゃんの寝かしつけは、パパやママなら誰もが通る道。添い寝で優しくトントンしたり、抱っこやおんぶでユラユラしたり。それでもなかなか寝てくれない……と悩む人も多いのではないでしょうか?
Twitterにて、足裏をマッサージするという寝かしつけの方法が紹介され、ママたちから反響が寄せられています。
■ 足裏をマッサージすると効果的
投稿者は、「赤ちゃんのねんね相談」代表をつとめる原田智恵さん(以下、原田さん)。Twitterでは、科学的根拠を基に、経験則なども含め夜泣きに関する投稿を行っています。
原田さんによると、子どもの手足が冷たい場合は、「足裏をマッサージをして汗ばんでくると寝る子が多い」のだとか。
具体的には、「手足を温めると血管が拡張し、手足により多くの血液が流れて体の中心部から手足への熱の移動が促進。結果として、体の深部(内臓などの中心部)の熱が手足へ移動し、深部体温が下がり、寝やすい状態になる」とのこと。
「保育士さんから聞いたお昼寝のテクニックで「なかなか昼寝しない子の手足が冷たいときは、足裏をマッサージして汗ばんでくると寝る子が多い」というものが。人は体温(深部体温)が高いと寝つきにくく、手足が冷たい=熱がこもっている状態」(続
「そのため、足裏のマッサージで抹消皮膚温の温度を上げてあげる→汗ばむ→熱を放出→深部体温が下がる→寝つきやすいという理にかなっている、保育士さんのお昼寝テクニック」
■ 実践して効果があったというコメントも
この投稿には、「明日からすぐやる」、「試してみよう」といった声の他、「きのうこれ見て足裏マッサージしたら大人しくなって寝た」、「これ確かに効く!」など、実践した人からの声も届いています。
また、原田さんは、手厚く寝かしつけをすれば寝るイメージを持つ人が多いが、実際は手厚さが刺激になり、寝つきにくくなってしまうこともあるといいます。
■ 「子どもも保護者も眠れる生活になって欲しい」
乳幼児睡眠アドバイザーとして700件以上の悩み相談を受けてきた原田さんは、夜泣きやお昼寝の悩みについて、「『親ならみんな通る道』と、いまだに夜泣きは耐えるものという風潮がありますが、夜泣きによる寝不足で起こっている『産後うつ』や『体罰虐待』などの背景を考えると、保護者にただ耐えることを強いる風潮はなくなって欲しいと考えます」と原田さん。
「乳幼児の睡眠について保護者が知ることで、子どもも保護者も眠れる生活になって欲しいなと思います」と願いを語っています。
<記事化協力>
赤ちゃんのねんね相談(R)|夜泣き相談|乳幼児睡眠アドバイザー|原田智恵さん
(@nentorefumimama)
つまさきさん
文・一柳ひとみ/提供元・おたくま経済新聞
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