マンション投資を始めたいけれど、リスクがあるかもしれないと不安を感じていませんか?たしかにマンション投資には家賃収入を得られる、他の投資と比べてあまり手間がかからないなどのメリットがあります。その一方で、ある程度の自己資金が必要、空室が発生すると家賃収入が減少、あるいはゼロになるなどのデメリットやリスクもあります。
ただし、こうしたデメリットやリスクは対策を立てることで、回避できるものもあります。
この記事では、マンション投資において「避けられる可能性がある注意点」をリスクと定義したうえで、デメリット、およびリスク回避策について解説しています。マンション投資の成功率を上げたい方はぜひ最後までお読みください。
目次
マンション投資のメリット3選
マンション投資のデメリット3選
マンション投資のメリット3選
マンション投資は不動産を購入し、入居者を集めて家賃収入を得る仕組みのため、不労所得と言われるほど、少ない労力で収益を得られる可能性が高い投資方法です。まずはマンション投資のメリットを3つ紹介します。
収益や価格の安定性が高い
マンション投資を始めとした不動産投資は、入居者がいる限り家賃収入を継続的に得られます。また、マンション投資でもインフレやデフレによって家賃やマンション価格が変動する可能性はありますが、株式やFXに比べると変動は比較的緩やかです。
レバレッジ効果を得られる
レバレッジ効果とは、少ない自己資金で大きな金額の取引ができることを指します。不動産投資は不動産投資ローンやマンションローンを利用することでレバレッジ効果が働き、手元に十分な資金が無くてもマンション投資を始められます。
例えば手元に自己資金300万円しかなくても、残り2,700万円を借り入れて3,000万円のマンションを購入。利回りを4.0%とすると、ローン返済中は年間約18万円の収入(家賃収入120万円-ローン返済約102万円※)を得られ、ローン返済後は年間120万円の収益を得られます。
※利率1.7%、返済期間35年で計算、諸費用や税金、家賃変動については考慮せず。
一方、レバレッジ効果を活用せず、自己資金300万円で利回り4.0%の金融商品に投資をした場合、得られる収益は年間12万円です。
またレバレッジ効果は価格が下落したときのリスクが大きいというデメリットもありますが、家賃やマンション価格は他の投資商品と比べて変動が比較的緩やかであるため、レバレッジをかけたときのリスクも抑えられます。
手間の少なさ
マンション投資は不労所得と言われるほど、手間のかからない投資方法です。水漏れや設備の破損など急な対応が必要になるケースもありますが、建物管理や賃貸管理を管理会社に委託すれば、不動産所有者の労力はほとんどかかりません。そのため、会社員の方でも本業に支障をきたすことなくマンション投資ができると言われています。
マンション投資のデメリット3選
次にマンション投資のデメリットを3つ紹介します。
流動性の低さ
マンション投資は、アパート一棟投資や戸建て投資に比べれば流動性が高いという特徴があります。しかし、すぐに引き出せる普通預金や1週間程度で現金化できる株式や投資信託などの金融商品と比較すると流動性は劣ります。他の金融商品などと比較すると流動性が低い点は、マンション投資のデメリットと言えるでしょう。
自己資金が必要
マンション投資用の物件を購入する際、多くの場合、不動産投資ローンを利用することになりますが、まったく自己資金が無いと金融機関は融資をしてくれない可能性があります。購入する物件の収益性や、構造、築年数、ローン利用者の属性などにもよりますが、マンション投資用の物件を購入するときは、物件価格の10~20%程度の自己資金を準備しておいた方がよいでしょう。
リスクがある
マンション投資でも、自然災害により所有物件が損害を受ける、入居者が家賃を滞納するなど、不動産投資特有のリスクがあります。リスクの中でも特に注意したいのは「空室リスク」です。
空室リスクとは、入居者が何らかの事情で退去したことにともない、家賃収入を得られなくなるリスクのことを言います。
一棟アパートなどの一棟投資であれば、仮に一部屋で空室が発生しても他の部屋の家賃収入があるため、収入がゼロになることはなかなかないでしょう。しかし、マンション一室のみを所有する区分マンション投資の場合、空室が発生すると家賃収入がゼロになる点には注意が必要です。