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欧州ナンバーワンにして、実質世界一のクラブを決める大会、UEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)は、選手だけではなくレフェリーにとっても至高の到達点だろう。CL決勝のレフェリーを務められるのは、UEFAレフェリーのエリートカテゴリーに属する超一流のみとなる。
今2022/23シーズンCL準決勝は、レアル・マドリードVSマンチェスター・シティ(第1戦5月9日、第2戦5月17日)、ミランVSインテル(第1戦5月10日、第2戦5月16日)となった。それぞれの勝者が日本時間6月11日に予定されている決勝に進む。スタジアムは、観客数7万5千人を収容するアタテュルク・オリンピヤト・スタドゥ(トルコ、イスタンブール)。視聴者数は5,000万人を超えると見込まれる。
そんなCL決勝という夢の舞台に辿り着けるレフェリーを務めるハードルは3つ。1つ目は、欧州自国リーグで優秀な成績を残すこと。2つ目は、国際審判員として推薦されFIFAの認証を受けること。3つ目は、国際試合で優秀な成績を残しUEFAのエリートカテゴリー(セカンド206人、ファースト52人、エリート30人)に昇格することだ。正確なジャッジ、マネジメント能力、毅然とした立ち振る舞いの他に、高いパーソナリティー、強いメンタリティ、強靭なタフネスがエリートの絶対条件。大きなミスは許されない。
ここでは、直近5大会のCL決勝のレフェリーを務めた5人のエリートたちをご紹介。また、その傾向から、2022/23シーズンCL決勝戦を担う4人の最新候補たちを導きたい。
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ミロラド・マジッチ(セルビア)
ミロラド・マジッチ審判員は、2006年からセルビアの1部リーグであるスーペルリーガで主審を務めた。2009年に国際審判員としてFIFA登録され、2013年にはUEFAエリートへ昇格。スーペルリーガの他にUEFAスーパーカップ、CL、EL(ヨーロッパリーグ)など300試合のキャリアを積み、9年連続でセルビアの最高審判として選ばれている。2017/18シーズンのCLでは、グループステージ4戦を経て決勝戦のレフェリーを務めた。
CL2017/18レフェリー実績
CL2017/18 | 日程 | 対戦カード |
グループステージ | 2017年9月12日 | ローマ vs アトレティコ・マドリード |
グループステージ | 2017年10月17日 | モナコ vs ベシクタシュJK |
グループステージ | 2017年10月31日 | バーゼル vs CSKAモスクワ |
グループステージ | 2017年11月22日 | ユベントス vs バルセロナ |
決勝戦 | 2018年3月26日 | レアル・マドリード vs リバプール |
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