5. いざ乗車!高速列車の旅へ
切符の予約を完了したら、いざ列車へ!今回はフィレンツェからローマへのルートを想定しています。
まずはフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅へ向かい、ゲートで予約完了メールを印刷したもの、またはスマートフォンを見せます。そのままローマ・テルミニ駅行きのプラットフォームに向かいましょう。
プラットフォームへ来たら、切符の記載内容にしたがって該当車両が到着する場所で待ちます。列車が到着したら、新幹線と同じ要領で席を探して座ります。ちなみに、車両は「CARROZZA」 という表記です。たとえば、3号車であれば「CARROZZA 003」と切符に書かれています。
よくあることなのですが、空いているからと予約していない席に座っている人がいます。しかし、「ここは私の席ですよ」とアピールすれば、だいたいすぐ移動してくれるので、自分が席を間違っていないか確認した上で聞いてみましょう。もし、自分が間違っていた場合でも違う席だよ、と優しく教えてくれる人が多いですよ。
無事に席へ座ることができれば、ワゴンサービスがやってきます。ミネラルウォーターやジュース、コーヒーなどが選べる上に、おつまみも「塩味」か「甘いもの」かを選べます。イタリア語で「ドルチェ?サラーテ(サラート)? 」と聞いてくることが多いので、甘いものを選ぶときは「ドルチェ」、塩味を選ぶときは「サラーテ」と言えばOKです。
私はこのとき、列車移動が多いプランにしたのでワゴンサービスを何度か受けた結果、バッグの中におやつがゴロゴロ転がっている状態になりました(笑)。
イタリアの高速列車はコンセントがある!
イタリアの高速列車では、日本の新幹線と同じく車掌さんが巡回します。ここで、予約完了メールを印刷したもの、またはスマートフォンでメールの画面を車掌さんに提示しましょう。スマートフォンの場合、車掌さんが来たときに画面を見せるだけでOKとなるため、スムーズですよ。
車内は移動音も静かで快適ですが、イタリア人は
それから、イタリアの高速列車にはだいたいの場合コンセントが付いています。これは1等でも2等でも同じです。変換アダプタを持っていけば、車内でPCやスマホを触っていても大丈夫。移動中にバッテリーを充電できるのは、旅行者にとってありがたいですよね。
イタリア旅行で高速列車を活用すれば、ちょっと遠方の場所へもすぐに向かえて便利!日本の新幹線にも負けないくらい快適なので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
文・写真・yukaco/提供元・たびこふれ
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