「心地よく感じる自然な静けさ」という“静粛感”にこだわった点も見逃せない。ノイズの周波数帯域と発生部位などを解析し、発生するノイズ(源音)を小さくする、車内への侵入を防ぐ(遮音)、車内のノイズを下げる(吸音)の3ステップで取り組む。源音の低減では主にロードノイズと風切り音に着目。ロードノイズはタイヤ周辺、風切り音はボンネットやピラー周りで重点的に対策を施し、合わせてアコースティックガラスを組み込んで、高周波の風切り音の低減を実現する。また、音や振動の発生源のひとつであるエンジン、振動の伝達増幅の原因となるマウント系などは徹底したチューニングを実施。ほかにも、吸音材/遮音材/制振材の分量や厚みをチューニングしてそれぞれの部位に最適配置することで、車室内騒音の大幅な低減を成し遂げた。
先進安全運転支援システムの面では、最新の「Lexus Safety System+」を採用。運転状況に応じて適切な操作サポートを行うプロアクティブドライビングアシストや、ドライバーモニターとの連携によるドライバーの運転状況に応じた最適制御など、ユーザーの安全・安心なドライブにいっそう貢献する。快適な移動をサポートするアドバンストドライブ(渋滞時支援)やアドバンストパーク(リモート機能付)を組み込む高度運転支援技術「Lexus Teammate」も装備した。
なお、新型LMは日本市場への導入も計画。パワートレインに2.4リットル直列4気筒ターボハイブリッドシステム[eAxle]を搭載する4名乗り仕様を端緒に、2023年秋頃からの発売を予定している。
提供元・CAR and DRIVER
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