DF:チャン・ミンギュ
評価点:2
2020年から3シーズン所属していたジェフユナイテッド市原・千葉では、センターバックの主力として多くの試合に出場していたDFチャン・ミンギュ。2023シーズンより活躍の場を町田へと移し、熾烈なポジション争いを繰り広げている。開幕から2試合こそスタメン出場を果たしたが、以降はベンチに入ることが増えた。主力を務めていたDF池田樹雷人が負傷中のため直近3試合は出場を果たしているが、池田が戻ればスタメンの座も危うくなるだろう。
町田に新加入したミンギュ以外のDF2名(池田、カルロス・グティエレス)も空中戦が得意であり、これがポジション争いを更に加熱させる要因となっている。ここまでの10試合中5試合にスタメン出場しているミンギュだが、負傷選手が出てしまったことによる出場と見るのが妥当だろう。出場機会の少なさは、全てが個人の責任とは言えないが、これまで出場した直近3試合ではいずれも失点していることから、評価を2とした。
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MF:髙橋大悟
評価点:3
昨2022シーズン、長い武者修行からようやく清水エスパルスに戻ったMF髙橋大悟。残念ながら清水では出場機会に恵まれず、2023シーズンからは町田でプレーすることを選んだ。心機一転で臨み、ここまで10試合中9試合に出場。新しいチームの中でも信頼を勝ち得ている。攻撃はもちろん、守備でもプレスからのチャンスメイクに一役買っており、戦術面での適応も随所に見られる。
しかし、合計97試合で26得点12アシストを記録したJ2リーグのギラヴァンツ北九州時代(2019-2021)と比較すると、髙橋の現時点での町田での活躍はやや大人しく見えるのも事実。すでに強力な攻撃陣の一角を担っているとはいえ、その能力をまだ出し切れていない点から、期待も込めて評価は3とした。
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FW:エリキ
評価点:5
かつてJ1リーグの横浜F・マリノス(2019-2020)にも所属し得点を量産していたFWエリキ。中国サッカー・スーパーリーグ(1部)の長春亜泰足球倶楽部(2021-2022)を経て、2023シーズンは再び町田でJリーグ復帰を果たした。ワンタッチでゴールを狙えるポジション取りは、横浜FM時代に見せた雄姿そのもの。長身のFWミッチェル・デュークと組むことで、よりDF陣を混乱させるなど、相手にとっては不気味な存在と言える。
第10節が終わった現時点で4試合に出場し4得点1アシスト。多くの選手が加入した町田の中でも数字に残る活躍を見せている。また、エリキは攻撃のみでなく守備での貢献度も高い。試合の終盤でも前線からのプレスを怠らず、後方まで下がってボール奪取を試みるなど積極的な守備の姿勢も随所で見られる。相棒となる攻撃陣選手との関係性も良好で、守備面でも献身度が高いことから、評価を最高の5とした。
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