日本ではずっと知名度が低くかなりマイナーな存在だったギリシャ料理。ここ何年かはギリシャ料理レストランが増えたり、イベントなどでギリシャ料理を売る店が出たり、じわじわと人気が高まっているようです。また、濃厚なギリシャヨーグルト(水切りヨーグルト)が日本のヨーグルト市場で定番化したこともあり、最近よく知られるようになってきたのが、ギリシャヨーグルトを使った「ジャジキ」という料理です。

目次
ジャジキってどんな料理?
押さえるべきポイントは?

ジャジキってどんな料理?

ジャジキは定番かつもっとも簡単なギリシャ料理のひとつで、ギリシャヨーグルトにキュウリやニンニクを加えたディップソースのようなもの。ギリシャ語では【τζατζίκι】と書き、日本語表記では「ザジキ」とされることもありますが、発音はジャジーキ(ジにアクセントがあるので強く発音)が一番近いです。

名前はトルコ語のジャジュックに由来し、似た料理がトルコや近隣諸国に見られますが、たとえばジャジュックがスープ状に作られたりするのに対し、ジャジキは濃厚なテクスチャのディップソースと決まっていて、似て非なるものです。

押さえるべきポイントは?

上でも少し触れた通り、一番のポイントは「水っぽくしないこと」。ちゃんとした本場風のジャジキを作るには、濃厚な水切りヨーグルトが必須です!最近では日本のスーパーでもギリシャヨーグルトが手に入りやすくなりましたが、プレーンヨーグルトをコーヒーフィルターなどで水切りしても。ジャジキ用にはクリームチーズくらいになるまでしっかり水切りするといいです。

水っぽくしないためのもうひとつのポイントは、キュウリの水切り。ジャジキには粗くすりおろすか刻んだキュウリを加えますが、こちらも汁気を絞って加えます。キュウリは丸穴のおろし器を使うとヨーグルトとのなじみがよく、本場のと同じように作れますが、なければ包丁で刻んでもいいです。

最後に味付け。あまり塩を控えすぎたりすると味がボケてしまうので、しっかり目の味付けにするのがコツです。