「ド田舎」に住むリスク
地方、田舎というワードにもグラデーションがあり、県庁所在地と秘境レベルではまったく違う。県庁所在地はしばらくは大丈夫でも、いわゆる「ド田舎」に家を買って長期的に住むなら今後はそれなりのリスクを考えなければいけないだろう。
筆者はド田舎の一軒家に住んでいるが、この家が終の棲家とはまったく考えておらず、いつか出ていく想定で住んでいる。最近、息子の同級生が新築で家を建て、餅投げイベントをしたばかりだ。「この素敵な家でずっと生活するつもりです」と挨拶していたが、大丈夫?などとは言い出すことができなかった。
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東京で億ションが飛ぶように売れまくっているのは、もしかしたら潜在的に地方の古い家のリスクをマーケットがどこかで感じ取っている部分もあるのかもしれない。人口減少が続き、空き家が1000万もある国で不動産価格がとんでもなく高騰している光景は、直感に反すると感じるのである。
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