第2位・中川安奈アナ

NHK中山果奈アナ、TV出演ランク2位躍進のワケ…和久田&桑子の後継者は誰か
(画像=『Business Journal』より引用)

惜しくも第2位となったのは、2016年に入局し、昨年4月から日曜夜の看板スポーツ番組『サンデースポーツ』のメインキャスターを務めている中川安奈アナである。

東京都出身だが、父親の仕事の関係で3歳から4年間を北欧のフィンランド、10歳からの4年間をプエルトリコで暮らしていたという帰国子女。大学2年時にはアメリカのスタンフォード大学に短期留学したこともあり、日本語・英語・スペイン語の3カ国語を操るトリリンガルなのである。その得意の語学力を番組では遺憾無く発揮。

例えば、昨年カタールで開催されたサッカー2022 FIFAワールドカップ関連などで関係各国の記者や専門家などにリモート取材を試みる場面が多々あったが、その都度、実に流暢なやり取りを展開し、実力を知らしめた。

さらに、一瞬しか画面に映らなくても、見る者の眼を奪うほどの“美貌”も印象的だ。可愛らしさと美人さを併せ持つような、“清楚でお嬢さんっぽい”雰囲気でもある。それでいて自身の長所を「ラテン系の天真爛漫さ」と語るような、底抜けな明るさがある。どうやら多感な時期をプエルトリコで過ごしたことが影響しているらしい。外見はおしとやかな雰囲気を漂わせているが、画面ではいつも明るくはつらつとした表情をしている点も見逃せない。

その反面、クールな雰囲気を醸し出すことが苦手なようで、ニュース原稿を読んで解説するときの真顔と普段の笑顔の“ギャップ萌え”を視聴者は楽しむこともできる。ルックスと性格に加えて、かなりハイクオリティーな語学力を誇る中川アナ。今後、ますます活躍の場が広がっていくに違いない。

第1位・首藤奈知子アナ

NHK中山果奈アナ、TV出演ランク2位躍進のワケ…和久田&桑子の後継者は誰か
(画像=『Business Journal』より引用)

いよいよ注目の第1位は、朝の看板報道番組『NHKニュースおはよう日本』平日版の女性メインキャスターを務める首藤奈知子アナとなった。首藤アナは2003年に入局後、出身地の愛媛県松山放送局で勤務。06年4月に東京アナウンス室へ異動している。そしていきなり『おはよう日本』の平日版の女性メインキャスターに大抜擢されたのだ。このとき、まだ3年目が終わったばかりの地方局アナが即、看板番組に起用されるのは初めてとあって、大きな話題になった。

このため、同期の女子アナのなかでは慣例より早く東京進出を果たした“出世頭”といわれた。18年4月の異動で再び松山放送局へ戻ったものの、昨年4月の異動で再び東京へ。『おはよう日本』の平日版女性メインキャスターをまたも担当することとなった。

当然のように実力は文句なし。18年にある媒体がテレビ局に勤務する男性30人を対象に調査した“一緒に仕事をしたい女子アナ”では、各局の実力派が名を連ねるなか、首藤アナの名も挙げられていた。その理由も「原稿は一度読んだら完璧に覚える」「間違いがあると、スタッフを気遣いながら指摘してくれる」など、技術的にも人間的にも関係者らが優秀だと認めざるを得ないエピソードだった。

『おはよう日本』でも安定感抜群で、これまでに培った経験が惜しみなく発揮されている感じだ。加えて、リポーター陣の個性を引き出そうとする余裕もある。20代に担当したときとは違う一面をしっかり出しているのだ。ふんわりとして可愛いお嬢さん的雰囲気はそのままに、貫禄のある“ベテラン感”をしっかりまとっている。首藤アナの存在があるからこそ、朝から長時間安心して観ていられるといえるのだ。

結果、以上のような顔触れとなった。20代半ばが1人もいない点は気になるが、NHKの場合、入局後3〜4年は地方局に配属されるため、やむを得ない。むしろ今の課題は、抜群の人気を誇る和久田麻由子アナと桑子真帆アナの後継者探しだろう。文中に登場した山内泉アナと中川安奈アナはその有力な候補だが、今回登場しなかったなかに気になる存在が2人いる。

NHK中山果奈アナ、TV出演ランク2位躍進のワケ…和久田&桑子の後継者は誰か
(画像=『Business Journal』より引用)

まずは現在、『ニュースウオッチ9』のメインキャスターを担当している林田理沙アナだ。というのも、和久田アナも桑子アナも『おはよう日本』と『NHKニュース7』、そして『ニュースウオッチ9』を担当済み。これに対し林田アナは『ニュースウオッチ9』だけ未経験だったが、この春から担当になったことで、3番組制覇となったからだ。

NHK中山果奈アナ、TV出演ランク2位躍進のワケ…和久田&桑子の後継者は誰か
(画像=『Business Journal』より引用)

そしてもう1人が、昨年4月から『おはよう日本』の平日版サブキャスターを担当している副島萌生アナである。副島アナといえば、その前まで週末夜の『サタデー/サンデースポーツ』のキャスターを担当し、NHKを代表するスポーツアナの1人だった。

そこから報道番組への転身となったワケだが、ここで注目したいのは、“サブキャスター”だということ。メインを張る首藤アナの下について報道番組のイロハを学び、吸収している最中なのである。そしていずれ時期をみてメインになり、やがては報道のエースに……というのが既定路線と思われるからだ。林田アナと副島アナ、この2人の活躍にも注目したい。

(文=上杉純也/フリーライター)

提供元・Business Journal

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
地元住民も疑問…西八王子、本当に住みやすい街1位の謎 家賃も葛飾区と同程度
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
現役東大生に聞いた「受験直前の過ごし方」…勉強法、体調管理、メンタル管理
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?