DIYで防音室を作るのは少し工夫が必要で、しっかり要点を踏まえないと思ったような効果が得られない場合もあります。
とはいえどのようにすればいいのか、少しわかりづらいですよね。
- 他人を気にせず大きな声で歌いたい
- 楽器を弾きたい
- オーディオルームで良い音楽を気兼ねなく聴きたい
防音室を自作しようと思った方は、上記のように思ったことがあるかもしれません。
そこで今回は、DIYで簡易防音室を作るための色々なアイディアやグッズ、お部屋の改造法をご紹介します。
賃貸でもできて、大掛かりな工事が必要なく、安く作れるお手軽DIY防音ルームを一緒に作りましょう!
目次
組立カンタン!ダンボールで防音室が作れてしまう?安価に済ませたいならこれ!
本格的な防音ルームを求めるなら?お部屋に組立てて設置できる本格派防音ルーム!
組立カンタン!ダンボールで防音室が作れてしまう?安価に済ませたいならこれ!
まずはお手軽な組立防音室を紹介していきます。

組立式 簡易防音室 だんぼっち
1.ボーカルに特化した、たしかな防音性能!
2.簡単に組み立て&分解が可能!
3.防音室として今までにない価格を実現!
だんぼっちは非常にお手軽な反面、防音性能はあまり期待できません。
また断熱性に優れているため、夏場はこの中にいるとかなり暑さがこもってしまうでしょう。
(逆にその断熱性を利用して、冬場の暖房費を削減するために使っている方もいらっしゃいます)
できれば改造前提で導入したほうが良いです。下記の防音パネルも導入してみて下さい。
防音パネルも活用する
吸音に適したポリウレタンで、ピラミッド型の形状です。
高密度になっているため、中周波から高周波の音響を補正します。
カラーや入数を複数選べるので、少ない個数や自分なりのカラーを選択可能です。

スーパーダッシュ 新しい24ピース 250 x 250 x 50 mm ピラミッド 吸音材 防音 吸音材質ポリウレタン SD1034 (黒と赤)
材質:ポリウレタン
生産国:香港
サイズ:24個 – 250 x 250 x 50 mm
本格的な防音ルームを求めるなら?お部屋に組立てて設置できる本格派防音ルーム!
引用:yamaha.com

「防音室」というと、大掛かりなリフォームや、一からの住宅設計が必要なイメージもあります。しかし近年では、お部屋の中にお部屋を組み立てる防音室が販売中です。
複数の企業が開発・販売を行っていますが、その中で最もポピュラーかつ手に入りやすいのがヤマハの「アビテックス」。
賃貸でも設置可能で、組立式の防音ルームとしてはかなり本格派の防音性能を持っています。ギターやオーディオ類はもちろん、グランドピアノやドラムの演奏もグレードによっては可能。高い防音性を持っています。
お値段は新品で50万円台〜と高価ではありますが、建直しやフルリフォームから比べればリーズナブル。しかも賃貸でも設置が可能です。
アビテックス防音室のメリット
【防音性が本格派】 ヤマハのアビテックスでは、Dr35〜Dr40程度の遮音性能を持っています。(日本工業規格により定められた遮音性能である「Dr等級」)
この等級だと、-30~50dBの効果が期待できます。
本格的な防音スタジオのような、高度な防音性能はありません。しかしグランドピアノの音も、日常会話や生活音と変わらないくらいの音量まで小さくなります。またアビテックスの外に部屋の壁があるので、近隣へ伝わる音はほぼ気にならなくなるでしょう。
【賃貸でも設置可能】 アビテックスを導入すれば、賃貸のお部屋自体に穴を開けたり壁を壊したりする必要がありません。特殊な工事が必要なく、組立て設置するだけなので許可を取る必要もないです。
本来賃貸では許可なく改築や工事を行うことはできません。しかしアビテックスならば、どこでも設置が可能です。
アビテックス防音室のデメリット
【値段がお高い】 どこでも設置可能なアビテックスですが、値段が張るのは考えどころです。50万円台から上位グレードは200万円台となります。
【簡単に組立や撤去ができない】 アビテックスを組み立てるのには、専門の業者さんに来てもらわなければいけません。自分で説明書を見ながら手軽に、というわけにはいかないのです。
したがって組立はもとより、移動や引越しによる撤去も、簡単にはできません。