キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
車中泊仕様の車をDIYしようと考えたとき、まず何から手を付けていいのだろう?と迷ってしまいませんか?
私も自分でDIYを始めたとき、すべてが初めてで設計図を書く準備や材料集めに時間がかかりました。
そこで今回は、私がDIYしたときに実際に行った手順を紹介します。
これから始める方は、この記事を参考に効率よくDIYにチャレンジしてほしいです。
目次
自分のイメージにあわせて大まかな図を描く
図にあわせて本格的な設計図を作成
材料調達は近くのホームセンターがメイン
サイズ変更したくないものからつくる
細かいものは後からでもOK
車検についての知識も持っておく
車中泊仕様の車をDIY!まとめ
自分のイメージにあわせて大まかな図を描く
まず、DIYをするにあたり、必要なのは「イメージを持つ」ことです。
どんなものを置く?どんな色にする?など順番に考えていきましょう。
まずはインスタなどで情報収集
DIYを始める前に、まずはインスタなどのSNS、ピンタレストなどの画像サイト、車中泊雑誌などから情報収集をしましょう。
車を購入済みなら、同じ車種の画像の方がよりイメージが膨らみます。
私は主にインスタを使って情報収集を行いました。
インスタには完成図だけでなく、DIYしている様子をのせている方もいるので実際につくるときの参考にもなりおすすめです。
同じ理由でYouTubeもイメージと同時につくり方がわかるため、「ベッド 車中泊」などと検索すると良いでしょう。
平面図に描いてみる
置きたいものが決まったら、平面図に簡単に描いてみます。
事前に車の床を測っておき、大体の位置を把握できるようにしましょう。

私の場合は、ベッドとテーブル、キッチンの3つが必要だったので、最初に位置を決めていきました。
図にしたあとは、実際にマスキングテープを車に貼ってみると、配置のイメージがつかみやすいです。
iPadやPCでイラストにするのもおすすめ

もし手元にiPadやイラストを描けるPCを持っている場合、写真にあわせて絵を描いてみるのもおすすめです。
設計図とは違うのでサイズ感などは実際と異なりますが、一気に想像がわきます。
私の完成した車も、このイラストと大体同じようにつくりました。
簡単なイラストを元にすると、設計図も書きやすかったです。
図にあわせて本格的な設計図を作成

ポイントは「木材の太さや長さを考える」「障害物に注意する」の2点です。下記で詳しく紹介していきます。
太さや長さは木材にあわせる

普段DIYをする方ならピンとくるかもしれませんが、木材の長さは90~91cmや180~182cmなどで区切られることが多く、100cmや150cmなどはほとんど販売されていません。
そのため、設計図を書く際には先にどんな木材を使うのか下見が必要です。
例えば、100cmの木材を2本使いたい場合、180cmの木材からは1本しか取れないので、180 cmを2本買う必要があります。
「絶対に100cmが良い!」などのこだわりがない限りは、90cmを目安として捉えておきましょう。
1本の木材からどれだけ材料を切り出せるかによって、材料費は大きく変わります。
障害物がある場合は注意

写真でもわかる通り、ボンゴの場合はタイヤが室内に出っ張っています。
このホイールの上に置くのか、避けて置くのかによっても家具の設計図が変わってくるので注意しましょう。

今回、私がベッドをつくるにあたっては、脚の部分をのせる形をとりました。
反対に、キッチンの脚はタイヤを避けています。
それぞれ異なっているのは、単純に脚を置く場所があるのか、ないのかの違いです。
ただし、脚の位置を左右非対称にするのは、強度にも関わってくるので、極端に位置をずらすようなことはしないようにしましょう。
家具自体の高さや幅も重要なポイント
家具をつくるにあたって、家具自体の高さや幅は大きく使い勝手に関わってきます。

例えばテーブル。私の愛車では、市販のDIY用の脚にあわせて高さを70cmにしています。
見た目を重視してキッチンも同じ高さの70cmです。
しかし、テーブルとキッチンでは作業の内容が異なります。
今思えば、鍋調理などを行うキッチンはもう少し背が低い方が調理しやすかったと感じます。
高さや幅はつくったあとで変えられないので、十分検討してからつくるのがおすすめです。