都市部に多い機械式駐車場(立体駐車場)は、クルマを載せるパレットのサイズが決まっています。
一般的に多いのは、全長5.0m以下、全高1.55m以下、全幅1.85〜1.9m以下というもので、流行りのクロスオーバーSUVの多くは全高がオーバーしてしまい、機械式駐車場を利用することができません。
出先で駐車場に困らないためには、前述した数値を下回っているボディが理想。そんなクロスオーバーモデルをピックアップしてみました。
都市部に多い機械式駐車場(立体駐車場)は、狭いスペースで数多くのクルマを格納できるというメリットから、商業施設からマンションまでさまざまな場所で使われています。
しかし多くのクルマを格納するため、クルマを乗せるパレットはサイズが決まっており、すべてのクルマが機械式駐車場を利用できるわけではありません。
機械式駐車場のパレットサイズは、全長5.0m以下、全高1.55m以下、全幅1.85〜1.9m以下。車重は、2t〜2.3tというものが一般的です。
それらを踏まえたうえで、SUV選びをする場合、もっとも気になる項目が全高です。ここでは全高1,550mm以下にフォーカスして、中古車で人気の5台のクロスオーバーモデルをピックアップしてみました。
トヨタ クラウン クロスオーバー

トヨタ クラウン クロスオーバーは、2022年にデビューした新型車のなかでもっとも話題となったクルマです。
それまでのジャパンドメスティックなセダンスタイルと決別し、クロスオーバーモデルとして生まれ変わったトヨタのフラッグシップ、クラウンクロスオーバーは、すべてにハイブリッドエンジンが搭載され世界40カ国で販売されます。
そのボディサイズは、全長4,930mm×全幅1,840mm×全高1,540mmで、車両重量1,770kg〜1,920kgという絶妙なサイズに収まっています。
2022年にデビューしたばかりのモデルですが、中古市場では新古車を中心にタマ数が増えつつあり、今後が注目です。
レクサス UX

レクサスブランドから販売されるコンパクトクロスオーバーのUXは、レクサスのエントリーSUVとして2018年に発売されました。
トヨタ C-HRと共通のGA-Cプラットフォームを使いながら、ボディの高剛性化などにより、優れた応答性と操縦安定性を実現。さらにレクサス車らしい高級感と快適性を両立しています。
ボディサイズは全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mmと、都市部での取り回しにも優れています。車両重量は1,470kg〜1,640kgです。
パワートレインは、2.0L 直4ガソリンエンジンと、2.0L 直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムの2種類で、ハイブリッドの燃費は22.8km/L(WLTCモード)となっています。
2023年にはデビューから5年目を迎えるUXは、2022年に大幅改良が入っており、2018年〜2020年に製造されたモデルの中古車が増えることが予想されます。